『原神』4周年:開放世界RPGの魅力と新エリア“ナタ”の追加

『原神』4周年:開放世界RPGの魅力と新エリア“ナタ”の追加

『原神』:4周年を迎えたオープンワールドRPGの魅力

2020年(令和2年)9月28日、HoYoverseがオープンワールドRPG『原神』を配信しました。このゲームは、プレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、PC、スマートフォン(iOS、Android)でプレイ可能で、基本プレイ無料(アイテム課金制)というビジネスモデルにもかかわらず、その完成度の高さが世界中で高く評価されています。配信からわずか2週間で開発費100億円を回収するほどの人気を確立し、今や世界中のゲーマーを魅了する作品となっています。

主人公とストーリー

『原神』の主人公は、世界を旅する力を持つ不思議な双子の兄妹です。彼らは旅の最中に謎の神の襲撃に遭い、離れ離れになってしまいます。プレイヤーは行方不明となった妹または兄(選択可能)を捜すために、広大なテイワット大陸を冒険することになります。

主人公の選択はゲーム開始時に決定され、選ばれた方が主人公となり、もう片方が行方不明となります。主人公の最高の仲間であるパイモンは、海で溺れていたところを主人公に救われたことがきっかけで、テイワットの案内役を買って出ます。

テイワット大陸の多様な国々

テイワット大陸には、独自の文化を持つ多種多様な国が存在します。モンド、璃月(リーユエ)、稲妻(いなずま)、スメール、フォンテーヌなど、それぞれの国には対応する元素(属性魔法のようなもの)の神々が統治しています。主人公は行方不明の兄妹の手がかりを捜すために、これらの国々を巡り、神々を訪問します。

神々は必ずしも仰々しい存在ではなく、ある神は一般人に紛れて生活し、ある神は街中を散歩しながら歌を歌い、民衆の注目を集めています。各国の文化や神々のキャラクター性に注目しながら、テイワット大陸を巡ることで、本作の世界観をより深く楽しむことができます。

プレイアブルキャラクターの魅力

『原神』を語る上で欠かせないのが、各国で出会うプレイアブルキャラクターの存在です。かわいらしい幼女、艶めかしいお姉さん、厨二病女子、硬派なイケメン、ツンデレ少年、犬系男子など、多彩なキャラクターが揃っています。アニメが好きな人ほど、そのキャラクター性とデザインにハマるでしょう。キャラクターを深掘りする専用のストーリーや、デートを楽しめるイベントなども用意されており、推しキャラをとことん愛せるのも魅力の一つです。

キャラクターの衣装も細部まで作り込まれており、おしゃれが好きな人ほど、その作り込みの深さに驚くことでしょう。

オープンワールドの冒険

オープンワールドの世界を自由自在に冒険できるゲーム性も大きな魅力です。テイワット大陸にはモンスター、宝箱、試練(ダンジョン)、謎解きギミックなど、プレイヤーの冒険心をくすぐる探索要素が散りばめられています。クライミング、ダイビング、滑空など、移動手段が豊富なのも大きなポイントです。

アクションバトルの爽快感

オープンワールドで繰り広げられるアクションバトルも見どころの一つです。プレイヤーは最大4人のチームを編成し、戦況に応じてチームメンバーを切り替えながら戦います。攻撃ボタンを連打すればコンボがつながり、長押しすれば溜め攻撃が放てます。直感的な操作でわかりやすく、アクションゲーム初心者でも取っつきやすい設計になっています。

キャラクターは、クールタイム制の“元素スキル”と溜まったエネルギーを消費して放つ必殺技“元素爆発”が使えます。元素による攻撃はド派手ですが、それ以外にも大きな特徴があります。それが“元素反応”です。本作には炎、水、雷、氷、風、草、岩の7つの元素が存在し、これらの元素を組み合わせることで、敵にさまざまな追加効果をもたらすことができます。

たとえば、水元素と氷元素を組み合わせると、敵を氷漬けにする“凍結”が発生します。他にも蒸発、溶解、開花、超電導、拡散、結晶など、多彩な元素反応が存在します。基本アクションとこれらの元素による攻撃を組み合わせることで、ド派手かつ爽快感抜群のアクションを体験できます。

RPG要素の豊かさ

RPGの要素も忘れてはいけません。本作ではレベル、天賦(パッシブスキル)、命ノ星座(いわゆる凸要素)、武器などの育成要素があり、キャラクターをさまざまな方法で強くすることができます。

特にプレイヤーたちを夢中にさせているのが、聖遺物です。キャラクターに装備させられるアクセサリーのようなもので、付与されるステータスにランダム性があったり、同じ聖遺物を複数個装備するとセット効果が発動したりと、ハックアンドスラッシュのような側面を持っています。最強の聖遺物を見つけるために、ひたすらダンジョンを周回するプレイヤーも多いですが、これはあくまでやり込み要素の一環なので、無理に狙う必要はありません。人によってライトにも、ヘビィーにも遊び込めるのが本作の育成の魅力です。

4周年と新エリア“ナタ”

2024年9月28日、『原神』は4周年を迎えました。その少し前にはVer.5.0のアップデートが実施され、6つ目の新エリア(国)“ナタ”が追加されました。ナタは最強の戦士を決める祭典“帰化聖夜の巡礼”を楽しめるメインストーリーや、ナタに住まう竜に変身してフィールドを探索できる“竜憑依”など、プレイヤーの冒険心をさらにくすぐる新要素が盛りだくさんです。

4周年を記念するイベントも開催予定で、未プレイヤーまたは休眠プレイヤーはぜひこの機会にプレイしてみることをおすすめします。

週刊ファミ通の特集記事

2024年9月26日発売の週刊ファミ通2024年10月10日号(No.1867)では、『原神』4周年を記念して50ページを超える特集記事が掲載されます。メインストーリーの振り返りやVer.4.0~4.8に登場したキャラクターの深掘り、ナタの魅力、開発スペシャルインタビューなど、読み応えのある内容になっています。ぜひお見逃しなく!

結論

ストーリー、キャラクター、アクション、RPGと、さまざまな魅力を持つ『原神』は、4周年を迎えてもなお、世界中のプレイヤーを魅了し続けています。新エリア“ナタ”の追加や4周年イベントなど、今後も期待できる要素が盛りだくさんです。未プレイの方や休眠プレイヤーは、ぜひこの機会に『原神』の世界を堪能してみてください。