大津市:聖地巡礼の宝庫、映画とドラマの舞台に注目
大津市:聖地巡礼の宝庫
大河ドラマ『光る君へ』の放送に伴い、物語の舞台となった滋賀県大津市が注目を集めています。大津市には、ドラマや映画のロケ地が多数点在しており、聖地巡礼を楽しむことができるユニークなスポットがたくさんあります。今回は、ロケーションジャパンジャパン編集部がおすすめする定番と最新の聖地3選をご紹介します。
1. 映画『るろうに剣心』シリーズ × 三井寺(園城寺)
『るろうに剣心』シリーズで2度登場した「三井寺(園城寺)」は、日本天台宗総本山の一つとして知られています。この寺では、主人公の剣心(佐藤健)と雪代縁(新田真剣佑)の再会シーンや合戦のシーンが撮影されました。これらのシーンが撮影された橋には、多くの聖地巡礼のファンが訪れています。
橋の上や下から撮影できるため、ファンは剣心や雪代縁になりきって写真を撮ることができます。なりきりが苦手な方でも、スマートフォンでそのシーンを再生し、「同画角」で撮影するのもおすすめです。三井寺の美しい景観と歴史的な雰囲気は、映画の世界観をより深く楽しむことができます。
2. 映画『ちはやふる』シリーズ × 近江神宮/近江勧学館
『ちはやふる』シリーズの主演を務めた広瀬すずが大活躍した大津市。特に「近江神宮」と「近江勧学館」は、映画の重要なロケ地となっています。近江神宮の真っ赤な楼門は印象的で、近江勧学館は競技かるたの試合や合宿が行われる施設として知られています。
近江勧学館の1階では、映画『ちはやふる』のグッズ販売や、出演者のサイン、撮影で使用された小道具、なりきり写真が撮れるセットなどが展示されています。ファンにとっては必見のスポットです。また、「超巨大百人一首」も展示されており、さまざまなポーズで記念写真を撮ることができます。
2階では実際に競技かるたが行われており、パシッパシッとかるたを弾く音が館内に響き、臨場感満載です。近江勧学館を訪れるだけで、映画の世界観に浸ることができます。
3. 小説「成瀬は天下を取りに行く」 × 膳所駅周辺 ほか
2024年に本屋大賞を受賞した小説「成瀬は天下を取りに行く」(宮島未奈著)は、著者の出身地である大津市を舞台に描かれた青春小説です。リアルな地名が登場することから、聖地巡礼で訪れるファンも増えています。
主人公・成瀬あかりが通っていた小学校や公園、パン屋、よく行くコンビニなど、「成瀬色」満載のエリアが膳所(ぜぜ)にあります。JR膳所駅と駅前から続く商店街には大きな看板も設置されているので、要チェックです。
さらに、京阪電車ではラッピングトレインスタンプラリーを実施しており、2025年のびわ湖マラソンのアンバサダーにも選ばれるなど、大津市の勢いは止まることを知りません。もし映像化が実現すれば、さらに「成瀬」で盛り上がる大津の姿を目にすることができるでしょう。
その他のロケ地
大津市には、上記の3つ以外にも多くの有名作品のロケ地があります。例えば、映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』のロケ地として知られる瀬田川洗堰(せたがわあらいぜき)、映画『君の膵臓をたべたい』のロケ地であるOh!Me大津テラス(旧:大津PARCO)、SEKAI NO OWARIのMV「最高到達点」のロケ地であるミシガンクルーズなど、数多くの作品が大津市で撮影されています。
大津市をふらっと歩くだけでも、見覚えのある景色に出会えるかもしれません。大津市の美しい自然と豊かな文化が、多くの作品の舞台として選ばれる理由でもあります。
結論
大津市は、大河ドラマ『光る君へ』の放送に加えて、多くの映画やドラマのロケ地として注目を集めています。三井寺、近江神宮、近江勧学館、そして「成瀬は天下を取りに行く」の舞台となる膳所周辺など、聖地巡礼を楽しむことができるスポットが豊富にあります。大津市を訪れる際は、ぜひこれらのロケ地を訪れて、作品の世界観に浸ってみてください。