鯖江市西山動物園のレッサーパンダ、もふもふした前足がSNSで話題に
もふもふしたレッサーパンダの前足
9月18日、福井県鯖江市にある鯖江市西山動物園のX(旧Twitter/@nishiyama_zoo)に、とある動物の前足の写真が投稿されました。この写真は、肉球が完全に毛に覆われた、かわいらしい前足を捉えており、一見してその持ち主が何の動物なのか想像しづらいものでした。
写真に写っている前足は、全体的に黒っぽくフワフワとしています。真ん中や指のように見える部分は、少しクリーム色っぽくグラデーションになっており、思わず触りたくなるような見た目です。前足だけ見ると、その持ち主が全く想像できませんが、この前足の持ち主は同園で暮らすレッサーパンダの「ニーコ」ちゃんなんだそうです。
レッサーパンダの生態
レッサーパンダは、ヒマラヤ南部や中国の四川省、雲南省、ミャンマー北部の海抜1800~4000メートルにある森林や竹林で暮らしています。これらの地域は冬になると非常に寒く、雪で覆われた厳しい環境になります。そのため、レッサーパンダの体は寒さに耐えられるよう、耳の中からしっぽ、足の裏まで毛に覆われています。
特に足の裏の毛は、寒さ対策だけでなく、肉球と同じクッションの役割も果たしています。これは、レッサーパンダが木登りや移動中に足を保護し、滑らないようにするための重要な機能です。
写真の撮影背景
鯖江市西山動物園の担当者によると、写真の撮影日は9月18日で、場所は旧レッサーパンダ舎(別名:Aレッサーパンダ舎)でした。撮影の際の状況について、以下のように説明しています。
「レッサーパンダが11時のランチを食べ終わっていることを確認し、ランチのお皿を回収に行きました。するとレッサーパンダが棚の上で大の字になって休んでいて、前足がよく観察できる状況だったので撮影しました。」
足の裏を観察するタイミング
レッサーパンダの足を観察してみたい場合、足の裏を見られる可能性が少しでも高いタイミングについて、担当者は次のように述べています。
「やはり寝そべっている時が、足の裏を観察できるチャンスだと思います。」
個体差について
Xでレッサーパンダの足の裏クイズが出題された際、しっぽと同じように、足の裏にも個体ごとの特徴や違いがあるのかについて、担当者は次のように説明しています。
「しっぽは個体ごとに違いがあることがありますが、足の裏はあまり個体の特徴の違いがなくて飼育員でも分かりにくいです。」
つまり、レッサーパンダの足は個体による差が小さく、飼育員の方でも見分けることが難しい部分だということです。
SNSでの反響
同園のXでは超難関な「レッサーパンダの足の裏クイズ」が出題されており、同園で暮らすレッサーパンダファミリーの写真を見ながら、誰の足なのか予想してみるのも楽しそうです。SNSでも、もふもふでかわいいレッサーパンダの足には多くの反響が寄せられています。
「お手々こんなんなの~❤(ӦvӦ。)」 「知らんかった……」 「かわええぇーーー肉球に毛が!」 「顔をぺちぺちされたい」 「ハァ……おててかわいい……」
これらのコメントは、レッサーパンダの足の可愛らしさに対する多くの人々の反応を示しています。
結論
レッサーパンダの足は、その独特の毛の質感と機能性で、多くの人々を魅了しています。鯖江市西山動物園では、このような写真やクイズを通じて、レッサーパンダの生態や特徴を楽しく学ぶことができる機会を提供しています。今後も、同園のSNSやイベントを通じて、レッサーパンダの魅力をより多くの人々に伝えていくことでしょう。