森且行、復帰後初V逃すも挑戦続く 川口オート最終日2着、機力差痛感
森且行、復帰後初Vはお預けに 川口オート最終日優勝戦で2着
川口オートの普通開催は30日の最終日、12Rで優勝戦が行われた。森且行(50歳、川口)は2着に終わり、2023年4月の復帰後初Vはお預けとなった。レースは佐藤励が今年5回目の優勝を決めた。
優勝戦の並びは0線1車、20線に6車。20線内から3番目、4番車の森は加賀谷建明のFで再発走となった2回目のスタートで抜群の飛び出しを見せて2番手発進を決めた。しかし、背後に佐藤が忍び寄り2周回で3番手に後退。その後、前を走る谷島俊行を抜いて再び2番手に浮上し、佐藤を追ったが、最後まで届かず、後続の猛追をしのぐしかなかった。
「励君と違い過ぎ。滑っているのに直線がすごかった。自分のはタイヤが悪かったかな。滑ってもう限界で、最後は着を守った感じ。前と差が開いたのは分かった」と、森は機力差を痛感した。
また、森は「シリンダーを新品にしてピストンを替えたけど軽さが取れないままだった。試走も出なかった」と、エンジンの状態にも不満を漏らした。
優勝戦への出場は今年8回目だが、2着は4回目。直近4回の優勝戦では2、2、3、2着と、もう一歩が続いている。
「運がないのかな。でもスタートは1回目Fの時は遅れたし、2回目は切れたから運はあるかな。あの展開で勝てなかったら、これからもう勝てない。エンジンのつくり方をもう少し考えないと…。次は違うピストンにしてみようかな」と、森は次への意気込みを語った。
満足の仕上げを目指し、再整備する構え。次節は6日開幕の当地開催で、この悔しさをぶつける決意だ。
森且行の復帰後初Vへの道のりは、まだ続く。しかし、彼の挑戦は決して諦めていない。次回のレースで、彼がどのようなパフォーマンスを披露するか、多くのファンが注目していることだろう。