松下洸平主演「放課後カルテ」:子どもたちの見えないSOSを救う学校医

松下洸平主演「放課後カルテ」:子どもたちの見えないSOSを救う学校医

10月12日から日本テレビ系で放送される新ドラマ「放課後カルテ」の主演を務める松下洸平が、超偏屈な学校医役に挑戦する。原作は日生マユの同名漫画で、小児科医として赴任してきた牧野が、鋭い観察眼で子どもたちの「見えないSOS」を見抜き、救っていく物語だ。

松下は「柔らかくて優しい光が差し込むようなあったかい作品にしたい」と意気込んでいる。座長としての心構えについて、「作品はみんなで作るものなので、座長として僕にできることはあまりないと思っています。子どもたちも含めてみんなで作りたいです。現場では、子どもたちともスタッフの皆さんとも常に同じ目線で対等でいたいです」と語る。

牧野先生の魅力については、「うそをつかないところだと思います。うそがないが故にオブラートに包むことも知らないので、誤解を生むこともあります。でも彼にとっては、それが正義であり信念です。社会生活を送る上では少し足りない部分もありますが、それが彼の性格であり、個性だと思います。どれだけ振り切って演じることができるのか、楽しみにしています」と述べている。

共演の森川葵さんについては、「とても潔いお芝居をされている方だと思っています。強い役も弱い役も全身全霊で体当たりで演じられています。牧野と篠谷先生は結構口げんかをするので、そのバチバチ感を思い切りやりたいと思います」と期待を寄せている。

松下自身の「観察眼」については、「体内時計にはかなり自信があります。現場内で、押しているのか巻いているのか、すぐに気付きます。限られた時間の中で、丁寧にやりながら1分でも早く帰るというのを大切にしています」と語る。

昔と今の小学生の違いについては、「僕が子どもの頃は、学校と家しかなかったですが、今の子どもたちは自分の居場所が学校以外のところにたくさんあります。SNSをやっている子どもや、スマートフォンを持っている子どももいて、もう一人の自分を抱えて生きている子どもたちがたくさんいるような気がします」と指摘する。

学生時代の良い先生については、「『許してくれる先生』が何人かいました。例えば、自分が授業中に寝てしまったことを許してくれた先生や、放課後に遅くまで残って遊んだり、勉強したり、学校の校舎に残って友達としゃべったりすることを、時に許してくれた先生がいました。その先生たちに出会えたことは、僕にとってはとてもいいことだったと思います」と振り返る。

最後に、見どころについて、「今の時代にぴったりであったかい作品です。大切にします。本当に愛らしい子どもたちが主役のドラマで、大人も子どもも共感できる素晴らしい作品だと思います。楽しみにしていてください」とアピールしている。