「TKO勝ちの理由」YURA、格上木村颯太を破る鍵は顎への一撃と冷静な戦略
格闘家のYA-MANがプロデュースする格闘技イベント「FIGHT CLUB.2」が5日に行われた。メインイベントでは、YURA(ダイアタイガージム/RISEスーパーライト級10位)が木村“ケルベロス”颯太(心将塾/第3代DEEP☆KICK-65kg王者)を3R・TKOで下した。
試合は1RからYURAが鋭く重たいジャブを打ち込むも、ケルベロスのカウンターでダウンを喫してしまう。しかし、YURAはその後もパンチを効果的に打ち込み、ケルベロスの防御を崩そうとする。2Rには逆転のダウンを奪い、試合の流れを引き寄せた。YURAはケルベロスのパンチのパターンやスピードに目が慣れてきたと振り返り、試合中に少しずつ修正を重ねた。
「めっちゃ打たれ強いのを知っていて、あまり倒れたことなかったらしいのでちょっと不安でした。パンチを当てても倒せない理由を考えました。当てる所ですよね」とYURAは試合後の囲み取材で語った。彼は試合でプロ14戦無敗を維持し、試合後のマイクで「このままRISEでチャンピオンになりたい」と意気込んだ。さらに、囲み取材では「焦ってもよくないので、良い感じに勝利を重ねて最終的に65キロでチャンピオンになりたいと思っています」と冷静に展望を語った。
この試合は、木村“フィリップ”ミノルの欠場によりメインカードに繰り上げられたもので、YURAの実力が再び証明された。また、YURAは格闘技エンターテインメント「BreakingDown」にも出場予定であり、今後の活躍が期待される。