整備済みiPhone SE、2024下半期に日本市場で販売No.1、人気急上昇の秘密とは
リファービッシュ品(整備済中古品)電子機器を国内外で取扱う専門マーケットプレイス Back Market Japan は、2024年7月1日から9月30日の間に取引されたスマートフォン販売台数ランキングを発表した。日本国内では「iPhone SE」が販売数首位を獲得した。
リファービッシュ品とは、中古品として回収された電子機器を検査・クリーニング・修理し、全ての機能で正常作動が確認されている整備済製品を指す。Back Market は日本、米国、欧州で取り扱いを行っており、各国のランキングを公表した。
7月~9月のスマートフォンの販売数ランキングでは、6月までの上半期のランキングと比較すると、欧州と米国では大きなランキング上位機種に変動が見られなかった一方で、日本国内では、iPhone SE (2020) が1位をキープしつつ、第3世代である iPhone SE (2022) もランクインし、iPhone SE の人気が加速する結果になった。
2024年上半期までの販売ランキングデータと比較すると、iPhone 8 がランキング圏外になった一方で、第3世代である iPhone SE (2022) が5位と7位にランクイン。発売から2年が経過し、価格がより下落したことに加えて、ストアが実施する「新品バッテリーオプション」が選択可能になったことで、売上が加速したと分析している。
どの国も iPhone シリーズの人気が非常に高く、Android は Galaxy の1モデルが米国5位にのみランクイン。iPhone のモデル別に見ると、日本、米国、欧州全てのエリアで iPhone 13、iPhone 12 が共通して上位に食い込んだ。
また、日本国内に焦点を当てると、iPhone 13 と iPhone 12 の人気が高い中、iPhone SE (2020) がランキング1位になった。どの国でも、発売後数年が経過したことにより3万円以上価格が下落しているため、消費者からの需要が増えていると推測されている。
Back Market 日本のリファービッシュスマートフォン販売数ランキングは以下の通り。 1位:iPhone SE (2020) 64GB 2位:iPhone 13 128GB 3位:iPhone 13 mini 128GB 4位:iPhone 12 64GB 5位:iPhone SE (2022) 128GB 6位:iPhone 12 128GB 7位:iPhone SE (2022) 64GB 8位:iPhone SE (2020) 128GB 9位:iPhone 13 256GB 10位:iPhone 12 mini 128GB