『Core Keeper』の魅力を解剖:なぜプレイヤーはトンネル掘りに夢中になるのか
『Core Keeper』は累計300万本を販売した話題作で、ストリーマーのゲームプレイ動画でも露出が多い。本稿では、Steam版を通じて「話題作となった理由」を分析する。Nintendo Switch版は2024年11月14日に発売予定だ。
本作はサンドボックス型の2Dアクションゲームで、『マインクラフト』と「ゼルダの伝説」シリーズの要素が融合している。マルチプレイにも対応しており、友人と一緒に遊ぶことでプレイヤー人口が増加した。
『Core Keeper』が話題作となった理由は、ゲーム側が用意した遊びが多くのプレイヤーを夢中にさせたことにある。洞窟を掘り進み、空洞を探索・戦闘する繰り返しが非常に楽しい。地下世界は広大で、探索が進むにつれて新しい敵や素材、レア装備品が登場する。
ゲームは主人公が謎の遺跡に触れ、暗い洞窟に転送されたところから始まる。チュートリアルはなく、手探りで素材を掘り出し、サバイバルに必要な道具をクラフトする。トンネルを掘り進めると空洞に到達し、戦闘や素材、未知の何かと出会う。トンネル掘りはワクワクの連続だ。
拠点を設立し、ツルハシや武器、防具を強化することで、より深い洞窟を探索できる。食材の調理や農地の耕作、インフラ整備など、拠点の拡張も重要な要素だ。線路を敷けばトロッコで高速移動でき、素材収集の自動化工場に挑戦することも可能。
探検と戦闘、拠点の拡張は地下世界の果てまで続く。ボスを倒すことで新たなエリアが開放され、さらに広い世界が待っている。プレイヤーの好奇心に応え続けるため、トンネル掘りを止められない。
『Core Keeper』は最大8人でオンラインプレイできる。各プレイヤーが異なる役割を担い、協力して目標を達成できる。トンネル掘りや戦闘、農地の耕作など、プレイヤー各々がやりたい遊びにいそしめる。協同作業も楽しいし、ボス戦ではフレンドと力を合わせて巨大ボスを倒せる。
ゲームの雰囲気も魅力的だ。自然光源や照明の有無で既知の安堵と未知の危険が醸成され、地下世界の生態系やBGMが興味を引く。アクションのモーションや効果音も心地よく、作業のリズムを刻んでくれる。
『Core Keeper』が話題作となった理由は、ゲーム側の練磨にある。タスクのやりがいを盛り上げる手作業の心地よさ、プレイヤー操作に応じたリアクションの積み重ねが素晴らしい。拠点を工場や宮殿のように飾り付け、探検と戦闘を突き進む。計画や期待を抱きながらトンネルを掘るのが楽しい。掘れば掘るほどワクワクは広がり、時間が溶けてしまうのである。