東京ゲームショウ2024: 『ペルソナ5: The Phantom X』試遊レポートとその魅力

東京ゲームショウ2024、セガ／アトラスブースで『ペルソナ5: The Phantom X』の試遊レポート

9月26日から幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2024」。会場の中で特に注目を集めるブースの一つがセガ／アトラスのブースです。今回は、同ブースで行われている『ペルソナ5: The Phantom X』の試遊とブースレポートをお届けします。

ブースの様子

セガ／アトラスのブースは非常に賑わっており、ビジネスデーにもかかわらず試遊列が90分待ちとなるほどでした。これは、『ペルソナ5: The Phantom X』に対する高い期待度を示しています。ブースでは定期的にコスプレイヤーが登場したり、ダンスなどのイベントが行われるなど、プロモーション活動も非常に活発でした。

『ペルソナ5: The Phantom X』の概要

『ペルソナ5: The Phantom X』は、iOS/Android/PCで配信予定の基本無料ゲームです。一般的な「ソシャゲ」的な作品と捉えておけば、大方の理解に間違いはありません。

試遊の内容

試遊時間は30分で、筆者はPC版をコントローラーでプレイしました。オープニングムービーは『ペルソナ』シリーズらしい凝ったもので、楽曲も非常に「らしい」仕上がりでした。このオープニングだけでもファンにとっては一見の価値があります。

ストーリーモード

ストーリーモードでは、おそらくゲームの冒頭部分を遊ぶことができました。キャラクターのグラフィックスやプレイ画面は、海外製作とは思えないほど違和感なく『ペルソナ5』のスタイルを忠実に踏襲しています。

主人公はやや不自然なほど無気力な青年で、後に自分の「欲望」が何者かによって「盗られていた」ことが発覚します。主人公が通う学園が下北沢にあるという設定も注目ポイントの一つです。下北沢は人気のある街であり、『ペルソナ5』的に再現されるなら、ぜひとも歩き回ってみたいと思えます。他にもどのような都市が実装されるのか、非常に楽しみです。

主人公は電車の中で謎のフクロウに話しかけられ、UBEREats的な自転車の配達員に襲われると、同時に何か怪しい異世界に飛ばされてしまいます。そして、お馴染みの「仮面を剥がす」演出が入り、ペルソナに目覚めます。

ストーリーはかなり端折って説明していますが、実際プレイしていてもわけがわからなかった部分がありました。おそらく後で説明されるため、序盤はかなり謎が多くなっています。

戦闘システム

戦闘システムも『ペルソナ5』を踏襲しており、弱点をついてダウンを取りつつ戦っていく馴染み深いものでした。外伝作として違和感のない仕上がりで、倍速モードやオートモードも搭載されるなど、ソシャゲらしいアップデートも施されています。

チャレンジバトル

続いて、周回コンテンツのような『チャレンジバトル』をプレイしました。このモードでは、バトルしつつ「行動40回以内にクリア」などさまざまな条件を満たすことでハイスコアを狙っていきます。試遊では、このモードが何のためにあるのか、スコアが高いとどのようなことが起こるのか、詳しいことはわかりませんでした。

「チャレンジバトル」の試遊では、高巻杏やジョーカーなどお馴染みのキャラクターたちの姿も確認できました。後々、5のキャラクターだけでなく過去作のキャラクターも実装される可能性があります。

試遊の感想

30分間の『ペルソナ5: The Phantom X』試遊を終え、筆者の個人的な感想としては、「まだまだ詳しいことはわからないが、少なくともグラフィックや世界観の出来がよく、思ったよりもかなり『ペルソナ5』に忠実」という感じです。シリーズファンならもちろん楽しめるでしょうし、グラフィックのクオリティが高いため、スマートフォン用のゲームを探している方にも刺さるかもしれません。