「おばけくん」ゴースト、4年ぶりの勝利でファンを喜ばせる
おばけくんことゴースト、4年ぶりの勝利を挙げる
「おばけくん」の愛称で親しまれているゴースト(8歳、高知・工藤真司厩舎)が29日、高知競馬6Rのアユ特別(C3・ダ1600m)で、2020年の西宮S(3勝クラス)以来、約4年ぶりの勝利を挙げた。
ゴーストは、父ハーツクライ、母ガヴィオラ、母の父Cozzeneという血統を持つ芦毛の馬。その可愛らしい見た目と親しみやすい馬名で多くのファンを獲得し、京都競馬場主催のアイドルホースオーディション2022では2位に選ばれた。JRA所属時代には、芝の中長距離戦で4勝を挙げ、2021年のステイヤーズSでは5着に入るなど、実績も豊富だ。
2022年の阪神大賞典の後、障害競走に転向したゴーストは、初戦で2着と好成績を残したが、直後に屈腱炎を発症し、JRAの競走馬登録を抹消された。その後、約1年半の休養を経て、昨年末に地方競馬・浦和から再デビューを果たした。しかし、復帰後は思うような結果を残せず、大井、名古屋と転戦していた。
今年8月から高知競馬に移籍し、移籍初戦となった今月16日のC3競走では5番人気2着と好走。このレースでは、勝ち馬がキタサンブラックの全弟で元JRA所属馬のエブリワンブラックだった。そして、29日のアユ特別では、ゴーストが見事に勝利を収めた。
レースは、ゴーストがスタートダッシュを決め、道中好位で進めた。3コーナー付近から早めに進出すると、4コーナーで先頭に立つ。そのまま3/4馬身差をつけて、堂々と勝利を収めた。
アイドルホースとしての人気も高く、4年ぶりの勝利に、netkeibaの掲示板には「おばけくんおめでとう!」、「4年弱ぶりの勝利嬉しい」など、多くの祝福の声が寄せられた。
ゴーストの勝利は、ファンにとって大きな喜びとなった。今後も、その可愛らしい姿と実力で、多くの競馬ファンを魅了し続けることだろう。