柳葉敏郎、『踊る大捜査線』でのいかりや長介さんとの思い出に涙「どんだけ嬉しさと安らぎが」

柳葉敏郎、『踊る大捜査線』でのいかりや長介さんとの思い出に涙「どんだけ嬉しさと安らぎが」

俳優の柳葉敏郎が11日、フジテレビ系「ぽかぽか」に出演し、「踊る大捜査線」で共演した故・いかりや長介さんを思い出し、涙を浮かべる場面があった。

この日の番組では、「踊る大捜査線」の大ファンである22歳のスタッフが選んだ、柳葉が演じる室井慎次の名シーンを紹介。そのスタッフは、生まれる前から放送されていた「踊る大捜査線」の全話を自宅でDVDで見ていたという。

スタッフが選んだシーンは、映画版「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」で、室井がいかりやさん演じる和久の口癖をまねる場面。柳葉は「覚えてますね」と語り、「室井という男は、和久さんから教わったこと、青島から知らされたことがものすごく大きなことだった」と言葉に詰まり、「すいません、思い出しちゃって」と謝った。

柳葉は続けて、「ぼくの中でもいかりやさんという存在がものすごく大きかった。この作品の中で、室井の中で和久さんという存在なくして後の室井はない」と語り、スタッフに「すごいな」と声をかけた。

撮影当時のいかりやさんの優しさについても触れ、「湾岸署の人は向こうで楽しそうにやるわけですよ。室井はそこには入れない。大きなセットの片隅に座っていると、そこにいかりやさんが寄ってきて『室井さんよ。大変だよな』って言ってくれた。『柳葉くんは競馬やるらしいな』など、たわいもない会話をしてくれた」と、いかりやさんのさりげない優しさを思い出し、目に涙を浮かべた。

「もうね…どんだけ嬉しさと安らぎがあったか」と語り、指で涙をぬぐい、「ごめんなさい、ごめんなさい」と照れ笑い。「これは支えになりました」といかりやさんに感謝の言葉を述べた。横で聞いていた神田愛花も、「目に涙浮かべてらっしゃって…」と、胸いっぱいの表情を浮かべていた。