ヨードクンポン・ウィラサクレック、K-1 WORLD GPスーパー・ライト級新王者に!夢の舞台で見せた圧巻のパフォーマンス

ヨードクンポン・ウィラサクレック、K-1 WORLD GPスーパー・ライト級新王者に!夢の舞台で見せた圧巻のパフォーマンス

K-1 WORLD MAX 2024 一夜明け会見:ヨードクンポン・ウィラサクレックが第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者に

2024年9月29日(日)、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2024』の一夜明け会見が、30日(月)都内にて行われた。この大会で「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」を制し、第7代王者に輝いたヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)が出席し、前夜の試合を振り返った。

ヨードクンポンは、試合後の心境について次のように語った。「いまだに現実感がない感じです。こうしてこのベルトがあることに緊張しています。王者になれたことに緊張して、ワクワクしてベルトを枕元に置いて寝ました。ベルトをタイに持って帰れるのがとても嬉しいです」と、にこやかな表情で語った。

3試合戦ってのダメージについては、「今も疲れが残っている状態じゃないです。1試合目と2試合目が1RでKO出来たのがラッキーでした。拳と身体の痛みが残っている程度で体力的にも問題ないです」と、元気な様子を示した。

ベルトを枕元に置いて寝たことで、「いい夢が見れました(笑)。日本で試合をして王者になれたこと自体が夢のようなことなので、いい眠りにつけましたね」と、ブアカーオを見て憧れていたK-1のベルトを獲ったことが嬉しくて仕方がないと語った。

3試合の中で最も印象に残ったのは、「やはり決勝です。勝利のポイントは自分の技一つ一つが相手より重かったこと。それと1・2戦目で相手の方が消耗していたのが大きかったと思います」と振り返った。

K-1に挑戦しようと思った理由については、「僕はムエタイで王者になったことも経験して、成功した一人だと思っています。K-1ルールにも新たに挑戦して成功したい気持ちがありました。だから今回は100%練習して力を積み上げてきたつもりです。K-1初戦でここまで出来たので、今後さらにK-1ルールに合わせた練習をしていけばもっといい試合が出来ると思います」と答えた。

同じムエタイ選手であるペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)が与座優貴にKO負けした試合については、「あの試合は、与座選手のローキックが素晴らしかった。なのでペッダムもルールに対応できるように調整すれば、もっといい試合が出来ると見ていて思いました」と、K-1ルールの試合に不慣れだったことを負けた理由だとして推測した。

防衛記録については、「自分がもう無理だというところまで、出来るだけ長く防衛していきたい」と長期政権を築いていきたいと語った。

ヨードクンポンの勝利は、10年前に同じ会場で、ゲーオ・ウィラサクレックが初代スーパー・ライト級王者になった再現を演じたものでもある。彼の成功は、タイのムエタイ選手がK-1の舞台でも活躍できる可能性を示すものであり、今後のK-1シーンに大きな影響を与えること間違いなさそうだ。

ヨードクンポンの今後の活躍に注目が集まる中、彼の挑戦は新たな世代の選手たちにとっても大きな励みとなることだろう。K-1の舞台で、さらなる高みを目指すヨードクンポンの姿に期待が高まる。