2024年夏アニメ人気ランキング：歴史アニメ『逃げ上手の若君』が首位に！

2024年夏アニメ（7月クール）の人気作品ランキング

2024年の夏アニメは、多くの注目作品が放送され、アニメファンの間で大きな話題となっています。1クール作品も間もなくフィナーレを迎え、その中から特に支持を集めた作品をランキング形式で紹介します。

アンケート概要

アニメ！アニメ！では、「2024年夏アニメ（7月クール）で一番良かった作品は？」というタイトルで読者アンケートを実施しました。2024年9月19日から9月26日までの期間に、726人から回答を得ました。男女比は男性約50パーセント、女性約45パーセント、無回答が約5パーセントで、男性がわずかに多めでした。年齢層は19歳以下が約40パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。

歴史アニメがトップ！主人公の可愛さも話題に

第1位：『逃げ上手の若君』 支持率：約15パーセント

『逃げ上手の若君』は「週刊少年ジャンプ」で連載中の歴史マンガが原作。鎌倉を追われた幕府の正統後継者・北条時行が天下を取り戻すために奮闘します。この作品は、武士のイメージを一新する「逃げる武士」というユニークな設定が魅力です。時行役の結川あさきさんの声演技もキャラクターにぴったりで、多くの読者から好評を得ました。

「誠実さが失われていく過酷な時代の中であっても、仲間を裏切ったり見舍たりしない優しい時行が素敵。そんな彼をサポートする逃若党の子どもたちも素直に尊敬できる！」という声も多数寄せられました。また、「歴史物をときにコミカルに、ときにシリアスに描いていて、勉強にも役立つ有意義な時間を過ごせました。第2期にも期待しています」と、続編への期待も高まっています。

第2位：『【推しの子】』（第2期） 支持率：約11パーセント

『【推しの子】』は「週刊ヤングジャンプ」連載のマンガが原作。芸能界を舞台にしたストーリーで、第2期では2.5次元舞台「東京ブレイド」の上演に向けて物語が進んでいきます。読者からは、「毎話見るたびに心が揺さぶられた。とくに有馬かなの本気の演技には興奮しっぱなしでした！」や「かなちゃんの自由なお芝居が可愛く、メルトくんの‘1分間’の演技もすごかった！」といった感想が寄せられました。

原作ファンからは、「原作を読んでいて、すでにストーリーは知っているはずなのに、まったく新しい作品を見ているような新鮮な感覚で楽しんでいます。声優の芝居や劇伴、効果音が入ることでキャラクターの感情が上手く表現されているからでしょう」と、高評価を得ています。10月6日には第2期最終話が放送予定で、「新たな事実の発覚で続きが気になって仕方がない。双子の復讐の物語の今後が気になる！」と、熱い視線が注がれています。

第3位：『負けヒロインが多すぎる！』 支持率：約10パーセント

『負けヒロインが多すぎる！』は「ガガガ文庫」より刊行中の小説が原作。高校1年生の温水和彦が、ちょっと残念な負けヒロインたちに絡まれる青春ストーリーです。読者からは、「三者三様の負けヒロインたちの魅力と、恋に破れた彼女たちを受け止める温水の懐の深さが巧みに描かれていたから。ときおり目と鼻の奥がツーンとする良い物語です」や「ヒロインたちが恋愛レースから脱落して負けヒロインになったのか、どのエピソードも面白かった」と、多彩なヒロインに心を掴まれたファンが多数いました。

なお、本作は愛知県の豊橋市が舞台で、実在の場所が多数登場するなどのご当地要素も印象に残ったという読者もいました。

その他のコメント

『しかのこのこのここしたんたん』 「イントロが印象的な主題歌『シカ色デイズ』やぶっ飛んだコミカルな作風が毎週のお楽しみでした。アニメをキッカケに奈良にも行きましたし、夏休みの思い出を作ってくれた大切な作品です」と、奈良の魅力も再発見できたという声も寄せられました。

『義妹生活』 「二人の高校生が他人から家族に移り変わっていくさまを丁寧に描いています。とくにヒロイン・綾瀬沙季の心の変化を日記形式で答え合わせをするという難易度の高い演出は、よくアニメで表現できたなと感心しました」と、心の変化を巧みに描いた演出が評価されました。

『異世界失格』 「笑いとシリアスのバランスが良く、登場人物も魅力的。センセーの強烈な個性が面白かった。ファンとしては『文豪ストレイドッグス』のコラボも嬉しい」と、笑いとシリアスのバランスが絶妙な作品として支持されました。

『現代誤訳』 「お笑い芸人によるコント仕立ての脚本を、動物の着ぐるみ姿の劇団員が演じるという設定がユニーク。後半のドキュメンタリーパートでは津田健次郎さんと浪川大輔さんが作品にトークをしてくれるので、さらにのめり込めました」と、ユニークな設定と豪華声優陣のトークが魅力的な作品として評価されました。