GoogleのGboard, 2024年新製品「両面キーボード」で入力革命、メビウスの輪デザインが話題
Googleの日本語入力アプリ「Gboard」チームが、2024年に新たなキーボード「Gboard 両面バージョン」を発表した。この新作は、過去の製品にさらに「ひとひねり」を加えたもので、円形状のキーボードに「メビウスの輪」のようなねじりを施した筐体を採用している。裏表どちらにもキーを取り付けた「208配列」で、「ダブルサイデッド オーソリニア」と名付けられた格子状のキーレイアウトを採用。キースイッチはMX互換(ホットスワップ対応)で、26×8ドットのグラフィック表示にも対応している。重さは「ドーナツ約20.8個分」と表現されている。
Gboardチームは、101キーボードにちなんで毎年10月1日に新作キーボードを発表してきた。これまでの製品は、キーボードの「キー」や「ボー」に焦点を当てていたが、新たに「キーボードには片面にしかキーがついていない」という課題に気づいた。この問題を解決するために、両面にキーを配置した今回のキーボードが開発された。
チームは、「これまではキーボードをしっかり前に置いて使う必要がありましたが、このキーボードなら大丈夫です。フロントエンド開発にもピッタリです。キーボードをうっかり裏返してしまって使えずに困ったこともありましたが、このキーボードなら大丈夫です。バックエンド開発にもバッチリです」と述べている。
商品化の予定はないものの、設計図がGitHubで公開されており、パーツを用意することで実際に自作可能だ。今後は、「一行にしたフープバージョン、洗髪時に便利な防水バージョン、輪をかけてひねりをくわえた二重らせんバージョン」など、さまざまなデザインを検討するとしている。