Windows 11移行時、BitLockerのバックアップを:日本データ復旧協会の注意喚起と2023年データ復旧市場予測
日本データ復旧協会は、2023年(1~12月)のデータ復旧市場規模について統計データを発表した。2023年の業界全体のハードディスクドライブ(HDD)およびソリッドステートドライブ(SSD)の復旧依頼台数は、昨年比で7万3400台(パソコン5万5200台、外付け1万5400台、サーバー2800台)と推定されている。データ復旧市場全体として、個人・法人ともに復旧依頼台数は若干の減少傾向にある。
また、日本データ復旧協会は、2025年10月にWindows 10がサポート終了を迎えることを受け、Windows 11へのアップグレードや乗り換え時に「Microsoftアカウントの登録」や「BitLockerの回復キーのバックアップ」を行うよう呼びかけている。
さらに、データ復旧サービスにおけるトラブルを未然に防ぐため、2023年に「データ復旧サービスのガイドライン」および「データ被害時におけるベンダー選定チェックシート」を公開した。2024年には、データ復旧サービスのトラブルに遭われた方の問題解決に向けた支援情報をウェブサイトで提供している。