Windows 11 24H2の新たな更新プログラム、「KB5044384」は新たなバグを生み出す
Microsoftは「Windows 11 24H2」に関する問題を解消するための新しい更新プログラム「KB5044384」を配信し始めた。しかしながら、この更新プログラム自体が新たなバグを生み出し、インストールできなかったり、特定の問題が解消されないことがある。
「KB5044384」は、一部のユーザーが「システムファイルチェッカー」や「ディスククリーンアップ」ツールに関する問題を抱えていたことを解消することを目的としている。また、「Alt」+「Tab」キーを押してウィンドウを切り替えると画面が黒くなる問題も解消されているという。
しかしながら、この更新プログラムにも問題が残っている。多くのユーザーがインストール中にエラーコード「0x800f0922」や「0x800736b3」を表示されるという。また、インストールに成功しても、「タスクマネージャー」がバックグラウンドプロセスの数を正しくカウントできないケースがある。さらに、「Alt」+「Tab」キーを押してウィンドウを切り替えると画面が黒くなることがある。
Microsoftはこの問題を認識しており、KB5044384を段階的に配信している。しかし、ユーザーはこの更新プログラムで運試しをするのではなく、11月12日の次の「Patch Tuesday」まで待った方がいいかもしれない。そうすれば、Microsoftがさらに時間をかけて調査し、残っているバグのほとんどを解決することが期待される。