新作推理ADV『ミステリーの歩き方』: 『Fit Boxing』の大ヒットが家庭用ゲームへのイマジニアの本格復帰を促す
イマジニアとトイボックスが共同で開発する新作タイトル『ミステリーの歩き方』が、2024年12月12日にNintendo Switch向けに発売予定であることが発表された。本作は、過去と現在を行き来しながら30年前の未解決事件を調査するミステリーアドベンチャーで、プロローグ+全10話+αの連続ドラマ形式で展開される。
現代パートでは、美しいイラストと人気声優によるフルボイスで進行し、過去パートはドット絵とコマンド選択式アドベンチャー形式で表現される。主人公たちは大学の心理学ゼミに所属し、30年前の未解決事件を調査するが、それぞれが秘密を抱えており、調査の過程でその秘密が明らかになっていく。
ゲームの特徴として、現代パートはフルボイスで美しい背景が特徴的で、物を探したり会話の選択肢を選ぶことで物語が進む。過去パートでは、30年前の雰囲気を再現するためにドット絵とコマンド選択式アドベンチャー形式が採用されている。主人公は過去視の能力を持ち、過去の真実を知るが、それを隠しながら現代で事件の真相に迫る。
イマジニアの澄岡和憲社長は、本作の開発経緯について、『Fit Boxing』の大ヒットがきっかけとなり、家庭用ゲーム機向けタイトルの開発に再び力を入れることを決意したと語る。社内公募で企画が選ばれ、澄岡社長自身もシナリオ原案を執筆したが、最終的にはトイボックスとの共同開発となった。
本作は、アドベンチャーゲームや連続ドラマ、ミステリーが好きな方々に向けた作品で、ゲームの完成度は9割程度まで進んでおり、2024年12月12日の発売に向けて準備が進められている。また、本作は3部作構想で制作されており、1作目の評価を踏まえて2作目、3作目の制作も検討されている。
イマジニアは、『ミステリーの歩き方』が成功した場合、家庭用ゲーム機向けタイトルの開発にさらに力を入れ、新たなジャンルやタイトルにも挑戦していく方針だ。また、スマホゲーム事業も継続的に新作を展開し、キャラクターを活かした方向性の作品を中心に開発していく予定である。
澄岡社長は、世界に通用するようなゲームやコンテンツを作り、世界にアピールすることを目指し、ゲームファンの皆さんに熱量を持って遊んでいただけることを願っている。