漫画家の御童カズヒコさんが62歳で逝去、遺された「温泉ガッパドンバ」の世界とその業績

漫画家の御童カズヒコさんが62歳で逝去、遺された「温泉ガッパドンバ」の世界とその業績

漫画家の御童カズヒコさんが9月4日に食道がんにより62歳で亡くなったことが、10日に妻の陽子さんから自身のX(旧ツイッター)を通じて発表されました。葬儀は近親者で執り行われ、既に完了しているとのことです。

御童さんは1961年12月17日に静岡県伊東市で生まれ、宮城県仙台市で育ちました。東北学院高等学校を卒業後、東京デザイナー学院に在籍していましたが中退。1981年、友人と合作で「らんちきDAY by DAY」を小学館の少年ビッグコミックで1年間連載しました。1982年に友人が就職したためコンビを解消し、ペンネームを御童カズヒコに変更。少年ビッグコミック増刊号で「勝手にシティー」を発表しました。

1987年からは、講談社の児童誌「コミックボンボン」で「にくったらシェリフ」などを連載し、主戦場として活躍しました。その後、ゲーム誌や4コマ漫画誌、ロリコン誌でも作品を発表。2004年には「ウルトラ忍法帖シリーズ」で第28回講談社漫画賞児童部門を受賞しました。代表作には「温泉ガッパドンバ」などがあります。

妻の陽子さんは、御童カズヒコさんへの生前のご厚誼に深く感謝し、お別れ会などの予定はないと述べています。