「眉の革命!?」上戸彩と戸田恵梨香の太眉メイクが話題、プロが解説するトレンドと小顔効果

「眉の革命!?」上戸彩と戸田恵梨香の太眉メイクが話題、プロが解説するトレンドと小顔効果

『美ST』11月号の表紙で上戸彩さんが極太の眉メイクを披露し、ネット上で話題となっています。また、戸田恵梨香さんが9月29日にInstagramに投稿した中国のファッション誌『F風尚誌』9月号の表紙でも、太眉のメイクが注目を集めています。通常はナチュラルなメイクが特徴的な2人が、今回のメイクで大きく変貌を遂げています。

美容・ファッション誌が先進的なメイクを採用するのは一般的ですが、今回の眉メイクがトレンドなのか、一般人がマネすべきなのかについて、メイク講師の池田曜央子さんが解説しています。

池田さんによると、一般的なトレンドは「眉の存在感を抑える」方向に移行しています。最近のトレンド眉は、従来のストレートな太眉から「やや細めでややアーチ、色は淡め」へと変化しています。また、コンシーラーのような色味の眉マスカラも流行しており、全体的に眉の存在感を薄める傾向があります。

ただし、秋冬はファッションに合わせてメイクのトーンを抑えるのが一般的で、濃い目の色を使うことも珍しくありません。上戸彩さんのメイクについて、ネット上では「①濃すぎる・②太すぎる・③垂れ眉」という意見が見られますが、それぞれについて池田さんが解説しています。

  1. 濃すぎる?
    秋冬はダークめの色を使うのは一般的で、特に問題ありません。ただし、眉にしっかりと色が乗っているため、もう少し間引いた方が良かったかもしれません。

  2. 太すぎる?
    眉を太く描くと小顔効果があります。ただし、眉の太さは目の縦幅の80%程度が適切で、パーティーメイクでは100%でもOKです。上戸さんの写真では、目を細めた表情により眉の太さが強調された可能性があります。

  3. 垂れ眉?
    カメラの角度が影響している可能性があります。上戸さんは軽く上を向いており、下から撮影されたため、眉尻が下がって見えています。これは誰でも同じ角度で撮影されると起こる現象です。

一方、戸田恵梨香さんのメイクは、モードなファッションとキリッとした眉がよく合っており、違和感はありません。華やかでモードな衣装には、眉の太さも目の縦幅の100%程度がバランスが良いと池田さんは述べています。

メイクはファッションから派生するため、迫力のあるドレスを着る際は、メイクもしっかり作ることが鉄則です。淡い眉では逆にアンバランスになります。

一般人が普段の眉メイクを考える際は、トレンド最先端ではなく「似合っていて、適度に今っぽい眉」が望ましいと池田さんは提案しています。具体的には、大人の顔は年々四角く大きく見えがちなので、小顔効果を狙って眉を太め(目の縦幅の80%程度)に描くことを推奨します。ただし、色は淡くすることで、印象がソフトになり取り入れやすくなります。眉の太さはあっても、全体的な主流である「眉の存在感を抑える」ことから外れないようにすることが重要です。