ダルビッシュの感動の一瞬:大谷翔平との対戦前に故ピーター・サイドラー氏への敬意を示す「胸熱すぎる」仕草
10月11日(日本時間10月12日)、カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われたロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスの一戦で、パドレスの先発投手ダルビッシュ有が見せた一瞬の行動が、野球ファンの間で注目を集めている。
この試合の1回裏、ドジャースの攻撃で1番打者の大谷翔平を迎えた場面で、ダルビッシュは投球動作に入る前に、ユニフォームの左胸にある「PS」の文字が描かれたハート型のマークに、ボールを持った右手を添える仕草を披露した。この「PS」のマークは、2023年11月に急逝したパドレスのオーナー、ピーター・サイドラー氏に敬意を表して、オーナーの愛娘がデザインしたものだ。
ダルビッシュのこの行動は、故・サイドラー氏への深い思いを表現したもので、試合の重要な場面で見せたことで、現地ファンから感動の声が続出。ネット上の野球ファンからは、「泣けるな」「胸熱すぎる」「ダルさんらしいな」「オーナーに見守ってくださいっていう感じなのかな」「静かだけど熱い男だな」「本物の漢」「なんだ、ただの聖人か」「ダルさんってホントに優しいよな」「ダルさんはいろんなものを背負ってる感がハンパない」といった反響が寄せられている。
故・サイドラー氏は、ダルビッシュら現在の主力選手たちのパドレス入りに尽力し、「強いパドレス」を作り出した立役者としても知られている。ダルビッシュのこの行動は、そのオーナーへの敬意と感謝の気持ちを示すものとして、多くのファンの心を打った。