東北新幹線「はやぶさ・こまち6号」連結分離事故についてのJR東日本の調査結果
JR東日本は、9月19日午前8時7分頃、東北新幹線「はやぶさ・こまち6号」が古川~仙台駅間を走行中に、はやぶさとこまちの連結が外れて分離した事故について、現時点での調査結果と現場写真を公開しました。
事故当時、列車は時速約315kmで走行中でした。分離後、自動的にブレーキがかかり停車し、停車後の車両間距離は約300メートルとなりました。調査では、連結器や車輪の外観に異常は認められず、盛岡駅での併合作業も通常通り行われていたことが確認されました。
この事故により、列車の脱線や乗客のけがはなかったものの、東北新幹線の計72本が運休し、35本に遅れが出て、約4万5000人に影響が及んだとのことです。
JR東日本は、今後、併合運転を行う全96編成の連結部の外観を目視で検査するとともに、原因究明を行い、必要な対策を講じる方針です。この事故は、高速鉄道の安全性に対する信頼性に影響を与える可能性があるため、JR東日本は迅速かつ適切な対応を進めています。