台風14号、再び日本に接近へ: 激しい雨と雷に警戒を

台風14号が日本から遠ざかっていたものの、今後鋭角に曲がって進路を西にとり、再び日本に接近する予想となりました。気象庁によると、20日午後6時時点で、台風14号は華中をゆっくりと北へ進んでおり、中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、瞬間最大風速は25メートルとなっています。

当初は熱帯低気圧に変わる予想だった台風14号ですが、佐藤気象予報士によると、台風としての勢力を維持したまま、偏西風にのって東に進む見込みとなりました。この変化は、台風の進路予報に大きな影響を及ぼしており、日本への影響が再び懸念されています。

今後の天気予報

気象概況

現在、前線を伴った低気圧が北海道の南東海上を東に進んでいます。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。特に、東北地方や北陸地方では、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となっている所があります。

20日夜には、前線上の日本海西部で新たに低気圧が発生し、21日にかけて日本海を東に進む見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、東北地方や北陸地方では21日にかけて、雷を伴った激しい雨が降って大雨となる所があるでしょう。また、九州北部地方でも雷を伴った非常に激しい雨が降って、大雨になるおそれがあります。

22日には、台風14号から変わった温帯低気圧が発達しながら日本海から三陸沖に進み、東北地方から西日本の広い範囲で、大気の状態が非常に不安定となって、警報級の大雨となるおそれがあります。

24時間降水量予想

20日18時から21日18時までの24時間降水量は、多い所で以下のようになります：

• 東北地方：120ミリ
• 北陸地方：120ミリ
• 九州北部地方：180ミリ

その後、21日18時から22日18時までの24時間降水量は、多い所で以下のようになります：

• 東北地方：150ミリ
• 北陸地方：120ミリ
• 東海地方：150ミリ
• 近畿地方：200ミリ
• 四国地方：200ミリ
• 九州北部地方：150ミリ

防災事項

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理に注意してください。

まとめ

台風14号の進路が予想外に変化し、再び日本に接近する可能性が高まっています。特に、東北地方、北陸地方、九州北部地方では、激しい雨や雷に注意が必要です。22日には、温帯低気圧の影響で、東北地方から西日本の広い範囲で大雨となるおそれがあります。安全確保のため、最新の気象情報に注目し、適切な対策を講じてください。