河合優実、2025年度後期NHK連続テレビ小説『ばけもの』ヒロイン候補に!
2025年度後期NHK連続テレビ小説『ばけもの』のヒロイン候補に河合優実
2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけもの』の制作が6月に発表されました。本作は、外国人の夫ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とともに「怪談」を愛した妻・小泉セツをモデルにしたドラマです。ヒロインの選出はオーディションで行われる予定ですが、ここでは河合優実をヒロイン候補として挙げてみたいと思います。
河合優実は、若い頃の山口百恵や中森明菜を彷彿とさせる落ち着きと、言葉では表現できない唯一無二の世界観を持っています。彼女は2024年に放送された阿部サダヲ主演のドラマ『不適切にもほどがある!』(以下、『ふてほど』)で昭和の女子高生役を演じ、その演技力が高く評価されました。この役は、彼女の演技の幅と実力を改めて証明するものとなりました。
河合優実は、その高い演技力によりミニシアター系の映画ファンから絶大な支持を受けています。2021年と2022年には、『サマーフィルムにのって』と『由宇子の天秤』での演技が高く評価され、ブルーリボン賞をはじめとする国内の新人賞を総なめにしました。今年6月に公開された映画『あんのこと』でも、社会から断絶された少女の人生を凄みのある演技で体現し、実力は同い年の役者の中でも群を抜いています。
彼女の演技の幅は非常に広く、重厚感のある作品だけでなく、『ふてほど』のようなコメディも得意としています。2000年生まれの彼女ですが、昭和の時代設定にも違和感なく馴染み、当時の女子高生をリアルに演じることができます。そのため、『ばけもの』で明治から昭和の時代を生きたヒロイン役も難なくこなせるでしょう。
また、河合優実は2025年4月から放送される朝ドラ『あんぱん』にも出演することが決まっています。彼女が演じるのは、今田美桜が演じるヒロイン・朝田のぶの真面目でしっかり者の妹・蘭子です。過去の朝ドラでも、ヒロインの妹役を務めた俳優がのちにヒロイン役でカムバックするケースが見られます。例えば、『花子とアン』で黒木華の妹役を演じた土屋太鳳や、『とと姉ちゃん』で高畑充希の妹役を演じた杉咲花などがその例です。
河合優実が『ばけもの』のヒロインに選ばれることは、2作品連続での朝ドラ出演となるため、可能性は低いかもしれません。しかし、彼女の実力と演技力を考えれば、いつか朝ドラの主演を担う日がくることは間違いないでしょう。