Mリーグ2024-25: 仲林圭、初登板で初勝利と小三元でU-NEXT Piratesを牽引

仲林圭、初登板で初勝利！Mリーグ2024-25好スタート

プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」の9月27日の第2試合で、U-NEXT Piratesの仲林圭（協会）が見事にトップを獲得しました。この日は彼の初登板であり、初勝利を挙げたことで、陽キャ雀士としての好スタートを切りました。さらに、レアな役である小三元も獲得し、観客を魅了しました。

試合の経緯

試合は起家から、渋谷ABEMASの多井隆晴（RMU）、仲林圭、EX風林火山の二階堂亜樹（連盟）、KADOKAWAサクラナイツの渋川難波（協会）という順番でスタートしました。仲林は東3局で満貫ツモでトップに立ちました。しかし、次局では渋川に親満貫をツモられ、一時的に順位が下がりました。しかし、東4局1本場で3900点（+300点）を渋川から取り返し、再びトップに返り咲きました。

南1局、仲林にはオバケ配牌が入りました。中が暗刻、發が対子、白が1枚と、役満の大チャンスが見えました。まず、二階堂亜樹から發をポンし、イーシャンテンとなりました。孤立の白を重ねれば役満・大三元のテンパイが完成します。亜樹がすぐに白をツモ切り、仲林はこの機会を逃さず、七万をポンして白単騎の小三元をテンパイしました。役満テンパイは叶いませんでしたが、小三元の満貫を手に入れ、ライバルに大きな差を付けました。

南2局では、東をポンし、ドラ9筒が雀頭のカン五万待ちでテンパイしました。リーチをかけていた二階堂亜樹が赤五万で放銃し、仲林は親満貫を獲得。このまま逃げ切り、今期初トップを獲得しました。

インタビュー

試合後、仲林は「昨日からやる気十分で練習して、この場に挑めたのが良い結果につながったかなという感じです」と順調なスタートを振り返りました。また、試合内容については「正直ツイていた部分が大きいので、出来が良かったというよりはツイてたな、牌に恵まれていたな、という感じでしたね」と語りました。小三元のシーンについては「結構狙っていましたよ。役満はまだMリーグでアガったことがなかったので」と少し悔し気な表情を浮かべました。

仲林はUKコンビの一角であり、昨年MVPを獲得した鈴木優（最高位戦）の後を追う形で、今期も大きな期待が寄せられています。最後にファンへ向けて「無事に連対をすることができました。パイレーツ連覇に向けて4人で頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします！」と感謝の言葉を述べました。ファンからは「ナイス連対！」「つよばやし！」「いい仕事するねえ」と声援が送られました。

第2試合結果

U-NEXT Pirates・仲林圭（協会）：3万4800点 / +54.8
渋谷ABEMAS・多井隆晴（RMU）：2万5200点 / +5.2
KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）：2万3700点 / -16.3
EX風林火山・二階堂亜樹（連盟）：1万6300点 / -43.7

9月27日終了時点での成績

セガサミーフェニックス：+108.8（6/96）
KONAMI麻雀格闘倶楽部：+91.6（8/96）
U-NEXT Pirates：+49.1（6/96）
赤坂ドリブンズ：+45.4（6/96）
TEAM雷電：-13.2（8/96）
EX風林火山：-16.2（8/96）
KADOKAWAサクラナイツ：-50.4（8/96）
渋谷ABEMAS：-102.6（8/96）
BEAST X：-132.5（6/96）

※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会

Mリーグ概要

Mリーグは2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンからは全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに拡大しました。各チームは男女混成の4人で構成され、レギュラーシーズンでは各96試合（全216試合）を戦います。上位6チームがセミファイナルシリーズに進出し、各チーム20試合（全30試合）を戦います。さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み、優勝を争います。優勝賞金は5000万円です。

仲林圭の初登板での初勝利は、U-NEXT Piratesの今期の戦いに大きな期待を抱かせるものとなりました。今後の活躍に注目が集まっています。