小嶋陽菜、経営者としての成長とブランド哲学を語る
小嶋陽菜さんが語る、経営者としてのこだわりと成長
9月に創刊20周年を迎えた美容誌「MAQUIA」(集英社)のモデルを務める小嶋陽菜さんが、10月18日まで東急プラザ原宿「ハラカド」(東京都渋谷区)で開催されている同誌の体験型イベント「マキアサロン@ハラカド」を訪れた。この機会に、小嶋さんに経営者としてのものづくりのこだわりや、ブランド設立後の経験について話を聞いた。
熱量高く友達に話せるアイテムを届けたい
小嶋さんは2018年6月にライフスタイルブランド「Her lip to(ハーリップトゥー)」を設立し、洋服やコスメなどをプロデュースしている。ポップアップショップを開催すると、小嶋さんに憧れる女性たちが行列を作るほど、人気を博している。
「私はやっぱりファッションも好きだし、ビューティーもすごく好き。今まで自分でいろんなものを使ってきて、気に入ったものがあれば、友達に熱量高く語って勧めることが多かったんです。自分が作るものもそうでなきゃいけないと思っていて、友達に好きなポイントを話すように、買ってくださるお客様にもその熱量で伝えられるものを作ることがポリシーです。いいものをたくさん使ってきたからこそ、それを超えるものを出さないといけないというプレッシャーもあります」
経営者になり、表舞台までの人の関わりを知ることができた
ブランドを設立してから7年目、会社を作ってからは5年目になり、タレントとして表に出る仕事と、経営者として社員を導いていくという仕事を両立している。
「日々、大変だなって思いながらも、課題と向き合って続けています。でも私自身は、仕事とプライベートがすごくシームレスなタイプで、経営しながらメディアに出るっていうのも、すごくシームレスで、自分のスタンス的にはあまり変わらないかな。自分がしっかり芯を持って誠実でいることがいちばん大事だと思っています」
両方やってみてメリットを感じたのは「人との関わりに気づけたこと」だという。
「自分のブランドでもイベントを行っているので、イベントも、きょうに至るまでにどんな人とコミュニケーションして作り上げているのかというのがわかるようになりました。演者側のときは、整えられた場所で『とにかく良いパフォーマンスをする』ということに集中すればよかったのですが、制作側はまた違う視点なので、それぞれの点が線になることで、コミュニケーションの重要さに気づきました」
周りのすてきな先輩が見本 経験を重ねて、成長していきたい
自身のブランドでは、洋服だけでなく、ボディケアコスメや、洋服を美しく着るためのインナーなど、幅広いアイテムを生み出している。「ファンの方からリクエストもいただくので、いろいろアップデートしていきたい。年齢的にもライフステージの変化がある年代だと思うので、自分やその周りに合わせてアップデートできたらな」と語る小嶋さんは現在36歳。目指したい女性像を聞いた。
「40代っていうものがちょっと近づいてきた感じで、どうなるんだろう?って不安もありつつ、40代の周りの先輩にすごくすてきな方が多いので、楽しみでもあります。だから、たくさんの経験を重ねて、周りのお姉さんたちみたいな40代になりたいな。20代の時よりはもっと努力が必要になって、気にすることが増えてくる。いつ何を食べても大丈夫だったけどそうはいかなかったりとか、自分のメンタルだったりとか、悩みも増えていくと思いますが、自分と向き合いながら成長できたらなと思います」
プロフィル
こじま・はるな
1988年4月19日生まれ。埼玉県出身。2005年、アイドルグループ「AKB48」の1期生として活動を開始。「こじはる」の愛称で人気を博し、2017年に卒業。モデルとして雑誌「MAQUIA」(集英社)、「sweet」(宝島社)などに多数出演。2018年6月、自身のライフスタイルブランド「Her lip to」を設立し、企画、プロデュースを手掛ける。2020年heart relationを創業し、代表取締役CCOを務める。
「マキアサロン@ハラカド」について
「マキアサロン@ハラカド」は9月に創刊20周年を迎えた美容誌「MAQUIA」(集英社)の体験型イベント。東急プラザ原宿「ハラカド」(東京都渋谷区)で10月18日まで開催中。午前11時から午後9時まで(※ライブ配信などで入場できない場合があります。詳細は、MAQUIA公式SNSアカウントで確認を)。入場は無料(※一部コンテンツは事前予約制)。週替わりで小嶋さん、鈴木えみさん、与田祐希さん、MEGUMIさんらの推しコスメを展示・紹介する。
このイベントは、美容に興味のある方々にとって、実際に手に取って試せる貴重な機会となっています。小嶋さんをはじめとする著名なモデルやビューティーアイコンが推奨するアイテムを直接体験することで、より具体的な選択の参考にすることができます。また、イベントを通じて、参加者同士やスタッフとの交流も深められるため、美容に関する知識や情報を共有する場としても活用されています。
小嶋さんのブランド「Her lip to」のアイテムも展示され、その品質とデザインの高さを直接感じることができます。小嶋さんのこだわりが詰まった商品を手に取ることで、彼女のブランド哲学や美意識をより深く理解できるでしょう。
小嶋陽菜さんのブランド哲学
小嶋さんが「Her lip to」を立ち上げた際の目標は、自分自身が本当に気に入ったものだけを世に送り出すことでした。彼女自身が長年、さまざまな製品を試し、その中から選りすぐりのものを選び抜くことで、品質の高さを保証しています。これは、彼女がファンや顧客に対して誠実であることを示す重要なポイントです。
「自分が使うものだからこそ、品質に妥協はできません。ファンの皆さんに自信を持っておすすめできるものだけを作りたい」という思いが、ブランドの成功の秘密と言えるでしょう。また、小嶋さんは常に新しいアイデアやトレンドを取り入れ、商品をアップデートすることで、顧客のニーズに応え続けています。
経営者としての挑戦
経営者としての道のりは決して簡単なものではありません。小嶋さんは、ブランドを立ち上げた当初から、多くの課題に直面してきました。しかし、彼女はその一つ一つを乗り越え、現在では安定した事業を展開しています。
「最初は本当に大変でした。でも、一つ一つの課題を解決することで、自分の成長を感じることができました。経営者としての視点が広がり、ビジネスの全体像を捉えることができるようになりました」
小嶋さんは、経営者としての経験を通じて、人とのコミュニケーションの重要性を痛感しています。ブランドを立ち上げる前は、タレントとしての仕事に集中していましたが、経営者としてからは、社員やパートナーとのコミュニケーションが不可欠となりました。
「社員の皆さんとしっかりとコミュニケーションを取ることで、チーム全体が一つの目標に向かって動けるようになりました。また、パートナー企業との関係も大切にしています。お互いに信頼し、協力することで、より良い製品を作ることができます」
未来への展望
小嶋さんは、今後もブランドをさらに発展させていくことを目指しています。特に、40代に向けての商品開発に注力していく予定です。
「40代は、ライフステージの変化が大きく、様々なニーズが生まれる年代です。そのニーズに応えることで、より多くの女性の生活を豊かにしたいと思っています」
また、小嶋さんは、自身の経験を活かして、若い世代にアドバイスを送ることも大切にしています。
「若い人たちに伝えたいのは、自分の夢を諦めないこと。どんなに困難な状況にあっても、諦めずに頑張り続ければ、必ず道は開けます。自分の経験を活かして、少しでも多くの人に勇気を与えられたらと思います」
結語
小嶋陽菜さんは、タレントとしての成功だけでなく、経営者としても着実に成長を遂げています。彼女のブランド「Her lip to」は、品質の高さと独自性で多くの支持を得ており、今後もその発展が期待されます。また、彼女の誠実さと熱意は、多くのファンや顧客に感動を与え、彼女の存在がますます輝きを増しています。
「マキアサロン@ハラカド」では、小嶋さんのブランドを含む多くのアイテムを実際に手に取ることができます。この機会に、小嶋さんのこだわりと美意識を直接感じてみてはいかがでしょうか。