東京ゲームショウ2023: 『宵祓い探偵ミアズマブレイカー』プレイレポート - ツインスティックシューティングとキャラクタービルドの魅力

東京ゲームショウ2023で『宵祓い探偵ミアズマブレイカー』をプレイ

9月26日から4日間にわたって開催されている東京ゲームショウのコナミブースで、ニンテンドースイッチ用タイトル『宵祓い探偵ミアズマブレイカー』がプレイアブル出展されています。早速試遊してきたので、そのプレイレポートをお届けします。

ゲームの概要

『宵祓い探偵ミアズマブレイカー』は、災いを呼ぶ悪霊「ミアズマ」を除霊する任務に就く世界除霊機構のエージェント「如月忍」が主人公のゲームです。ドットグラフィックで描かれたクォータービューの画面は、レトロな雰囲気を醸し出しています。操作は左スティックで移動、右スティックで攻撃方向を指定するツインスティックシューティング形式です。

攻撃タイプの選択

ゲーム開始時には、攻撃タイプを選択できます。主な選択肢は以下の3つです。

近接攻撃タイプ：連射が可能で、初心者でも使いやすい。
遠距離攻撃タイプ：範囲攻撃に優れ、広範囲の敵を一網打尽にできる。
テクニカル攻撃タイプ：離れた場所をピンポイントで攻撃できる。

今回は、初心者向けの近接攻撃タイプを選択しました。難易度はEASY、NORMAL、HARDの3つから選べ、EASYでは一部の操作が自動化されます。初めてのプレイということで、標準的なNORMALを選択しました。

ステージの進行

ステージが始まり、プレイヤーは一定範囲内に移動が制限されます。この範囲内にミアズマが現れます。左スティックで移動し、右スティックで敵の方向に攻撃します。ミアズマを倒すと、その場に魂が残ります。この魂を除霊することで経験値やアイテムを獲得できます。

Lボタンを長押しすると、プレイヤーキャラクターからサークルが広がり、広がり切った時点で離すとサークル内の魂を回収できます。回収量によって、経験値の獲得、SHIELD（体力）の回復、キャラクターの強化などの効果が得られます。ただし、除霊中は移動や攻撃ができないため、敵の攻撃が緩んだタイミングを見逃さずに一気に魂を除霊することが重要です。

守護霊の活用

プレイヤーキャラクターには守護霊がついており、ZRボタンを押すことで守護霊攻撃を発動できます。守護霊攻撃中、守護霊は魂のようになってその場にとどまり、クールタイムが経過するまで使えなくなりますが、直接触れるか、除霊することで回収してすぐに使えるようになります。

レベルアップとスキル選択

除霊で経験値をためていくとレベルアップし、4つのスキルから1つを選んで獲得できます。スキルには通常攻撃の強化、除霊の速度向上、範囲拡大、新しい攻撃の習得などがあります。守護霊の強化も可能です。このレベルアップとスキル選択が攻略のカギとなります。

守護霊覚醒

ミアズマを倒していくと覚醒ゲージがたまり、50％以上たまると守護霊覚醒を使用できます。覚醒すると、守護霊が憑依して強力な力を発揮します。狐が憑依した如月忍は妖狐の姿になり、かっこよくてかわいいです。覚醒中はミアズマを押しのけ、弾を消し、全画面の魂を回収できます。守護霊攻撃のクールタイムもゼロになります。これは、シューティングゲームでおなじみのボムのような性能です。守護霊は狐以外にも存在し、どのような守護霊がいるのかは楽しみな要素の一つです。

ボス戦の難易度

ミアズマを倒しながら進んでいくと、最初のボス「デスローブ」が現れます。ボス戦は非常に難易度が高く、筆者はツインスティックシューティングに慣れていないこともあり、苦戦しました。ボスの周囲には雑魚のミアズマが大量に現れ、ボスは遠距離攻撃を次々と仕掛けてきます。雑魚に手間取っているとボスの体力は減らず、逆にジリ貧に。ボスを追いかけて攻撃すると、いつの間にか囲まれて動けない状況に陥ります。

ステップで敵の攻撃を避け、守護霊攻撃や守護霊覚醒を駆使し、何度もコンテニューを使ってようやくボスを倒すことができました。最初のステージでこの手ごたえはかなりのものです。

ゲームの魅力

『宵祓い探偵ミアズマブレイカー』は、やりごたえのあるツインスティックシューティングと、自キャラのビルドが魅力的なゲームです。ボスの攻撃は回避可能で、ゲームの操作に慣れれば攻略できるでしょう。さらに、レベルアップとスキル選択、自キャラクターのビルドが攻略のカギとなります。今回はスキルの組み合わせや相性を理解せず、またゲームの操作にも不慣れだったため、苦戦しましたが、一筋縄ではいかない相手に対し、しっかり攻略していった時に、どんどん面白くなりそうな手ごたえを感じました。