岡本裕生、全日本ロードレースJSB1000予選でポールポジション獲得!水野涼、野左根航汰とハイレベル戦

岡本裕生、全日本ロードレースJSB1000予選でポールポジション獲得!水野涼、野左根航汰とハイレベル戦

2024年全日本ロードレース選手権第7戦 岡山 JSB1000クラス予選結果

2024年9月28日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されたMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦 スーパーバイクレースのJSB1000クラス予選で、岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)がポールポジションを獲得しました。2番手は水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)、3番手は野左根航汰(Astemo HondaDream SI Racing)となりました。

予選の概要

今季唯一のノックアウト予選が行われ、Q1は全車が参加する35分間の計時予選で、上位10台がQ2に進出します。Q2は15分間の計時予選で、ポールポジションを決定します。

Q1の展開

Q1のセッションがスタートすると、岡本裕生が早々に1分30秒642をマークし、リーダーボードのトップに立ちました。しかし、野左根航汰が1分30秒091で逆転し、水野涼も1分30秒227をマークして激しい攻防が繰り広げられました。岡本はすぐに1分30秒132で2番手に浮上し、さらに1分30秒075で再びトップに立つと、その位置を守り続けました。

一方、昨日の練習走行で転倒して肩を痛めたディフェンディングチャンピオンの中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)は、痛みを抱えながらも4番手タイムをマークしました。セッション終盤は大きな順位の入れ替えなく終了し、岡本、野左根、水野、中須賀に加えて、伊藤和輝(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)、津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)、高橋巧(JAPAN POST HondaDream TP)、名越哲平(SDG Honda Racing)、岩田悟(Team ATJ)、長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)の10台がQ2進出を決めました。

Q2の展開

Q2は15分間の計時予選で、岡本裕生が計測1周目で1分29秒548のレコードタイムをたたき出しました。水野涼も1分29秒838をマークして2番手につけ、野左根航汰も1分29秒853とレコード更新タイムをたたき出しました。アタック合戦はこのまま終了し、岡本がポールポジションを獲得。水野、野左根がフロントロウに並び、3人が1分29秒台というハイレベルな予選となりました。

岡本裕生のコメント

「連勝できた前戦オートポリスから今日まで転倒もなく、ここまでいい流れで来ています。チームの皆さんとも3年目で、しっかりとコミュニケーションを取ってセッティングを進めることができています。事前テストや昨日の走行でもロングランができているし、いいアベレージタイムも刻めています。ただ、油断して足をすくわれないように、決勝に向けて集中していきたいです。Q2ではST1000のタイヤラバーもなくなり、いいコンディションで走ることができました。コースレコードはねらっていました。1分29秒前半に入れたいと思っていたので、1分29秒半ばで終わってしまったことは悔しいですが、想定に近いタイムは出せたのでよかったです。決勝では周りも確実に調子を上げてくると思いますが、自分の強みを生かして戦いたいです。」

予選結果

  1. 岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)
  2. 水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)
  3. 野左根航汰(Astemo HondaDream SI Racing)
  4. 中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
  5. 伊藤和輝(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)
  6. 津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)
  7. 高橋巧(JAPAN POST HondaDream TP)
  8. 名越哲平(SDG Honda Racing)
  9. 岩田悟(Team ATJ)
  10. 長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)

まとめ

岡本裕生がポールポジションを獲得し、水野涼と野左根航汰がフロントロウに並ぶという結果となりました。ディフェンディングチャンピオンの中須賀克行は4番手につけ、決勝での活躍が期待されます。岡本は事前テストや練習走行での好調さを予選でも発揮し、決勝に向けて自信を深めています。決勝では、各選手がどのような戦略を展開するかが注目されます。