森田美勇人の四季を捉えたシャッターチャンス:写真を通じた感性の表現
森田美勇人が語る、写真を撮る瞬間
土曜日はアーティスト、モデルとして活動する森田美勇人が担当する「QJカメラ部」の連載。森田は2021年11月に自身の思想をカタチにするプロジェクト「FLATLAND」をスタートさせ、2022年3月には自らのフィルムカメラで撮影した写真をヨウジヤマモト社のフィルターを通じてグラフィックアートとして表現したコレクション「Ground Y x Myuto Morita Collection」を発表するなど、アートへの造詣が深い。
森田は日常の中で、どのような瞬間にシャッターを切るのか。彼が特に注目する瞬間は、季節の変わり目だ。第123回では、夏の終わりと秋の訪れをテーマに、その瞬間を捉えた写真を紹介している。
夏の終わりと秋の訪れ
「飽き飽きした夏が終わり、懐かしい秋の訪れ。」森田は、季節の移り変わりを敏感に感じ取り、その瞬間を写真に収めることにこだわっている。彼にとって、季節の変わり目は新たな感性が芽生える瞬間であり、写真を通じてその感性を表現する機会でもある。
忘れていた花粉と安定の風邪
しかし、秋の訪れとともに、忘れていた花粉の再来や季節の変わり目に引き起こされる風邪も訪れる。森田は、これらの小さな不便さも含めて、季節の移り変わりを捉えている。彼の写真には、季節の変化とともに訪れるさまざまな感情や感覚が込められている。
移り変わる温度を羽織って
「移り変わる温度を羽織って後半戦も肌身離さず。」森田は、季節の移り変わりとともに、自分の体感温度も変化させることを意識している。彼の写真は、その瞬間の温度感や空気感を伝えるものであり、観る者に季節の移り変わりを実感させる。
森田美勇人の表現活動
森田美勇人は、写真を通じて自身の表現活動を続けていく。彼の写真は、単なる記録ではなく、自身の感情や思考を表現する手段である。彼は、「めんどくさがりの究極形態を目指して」という言葉を用いて、自分の表現活動を表現している。これは、複雑な現代社会の中で、シンプルで直感的な表現を追求することを意味している。
結び
森田美勇人の写真は、季節の移り変わりや日常生活の小さな瞬間を捉え、観る者に深い感動を与える。彼の表現活動は、アートと日常の境界を曖昧にし、新たな視点を提供している。今後も、彼の写真や表現活動から目が離せない。