ダルビッシュ有、203勝への挑戦は次回へ…1点差で逃すも好投

ダルビッシュ有、203勝目前で好投も1点差で逃す

27日（日本時間28日）、フェニックスで行われたダイヤモンドバックス対パドレスの試合で、パドレスのダルビッシュ有投手（38）が先発し、5イニング3分の1を3安打3失点で勝ち投手の権利を持った状態で降板した。この試合で勝利すれば、日米通算203勝で歴代1位の黒田博樹に並ぶことができた。

試合は、ダルビッシュが1回にいきなり4点の援護を受けたものの、キャロルに先頭打者本塁打を浴びるなど2点を失った。しかし、2回からは調子を上げ、3奪三振を記録し、3回も三者凡退で流れを引き寄せた。その後も安定した投球を続け、5-2とリードを保った6回1死で死球を出し、一塁に走者を背負った場面でエストラダと代わって退いた。

ダルビッシュが退いた後、彼が出した走者のグリエルが生還し、ダイヤモンドバックスに1点を返された。最終的に、パドレスは1点差で逃し、ダルビッシュの203勝への挑戦は次回に持ち越されることとなった。

ダルビッシュは5月に日本人3人目となる日米通算200勝を達成し、7月に制限リスト入りして離脱していたが、9月に復帰後、前回までの4試合で2勝0敗の好成績を残している。今後も、彼の活躍に注目が集まる。

この試合でのダルビッシュの投球は、彼の経験と技術が光る内容だった。1回の失点後も、2回以降は安定した投球を続け、打者を翻弄した。6回の死球で退いたものの、5イニング3分の1を3失点に抑える投球は、チームに大きな貢献を果たした。

ダルビッシュの203勝への挑戦は、日本と米国の野球ファンにとって大きな注目点となっている。彼の活躍は、日本の野球界にとっても大きな励みとなることだろう。今後の試合でも、ダルビッシュの投球に期待が高まる。