東京ゲームショウ2024:グローバル化と新体験が彩るゲームの祭典
東京ゲームショウ2024(TGS2024)の印象
9月26日と27日の2日間、東京ゲームショウ2024(TGS2024)のビジネスデイに取材に参加しました。幕張メッセを歩き回り、さまざまなブースを訪れ、タイトルの説明を受けたり、試遊を楽しんだりしました。この2日間で、肩や首、脚に深刻なダメージを受けましたが、その甲斐あって多くの印象深い体験を得ることができました。
海外企業とインディーゲームの進出
TGS2024は、44の国・地域から985の企業・団体が出展し、史上最大規模で開催されました。特に注目すべきは、海外企業とインディーゲーム関係の出展が大幅に増加していることです。世界的なグローバル化や円安などの影響もあって、会場には多様なブースが並び、視覚的な楽しさが増しています。
サウジアラビアのQiddiyaのブースはその典型例で、国ごとのゲーム文化を感じられる展示が多数ありました。これらのブースは、来場者にとって新しい発見や刺激を提供しており、TGSの魅力をより一層引き立てています。
ビッグネームの動向
近年、TGSに出展しないという戦略を採るゲームメーカーも少なくありませんが、今年はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が5年ぶりに参加しました。SIEのブースでは、話題の『アストロボット』を初プレイする機会を得ました。DualSenseを介したゲーム体験は、これまでのどの作品よりも「刺さる」もので、特に「どう攻略するか」という部分が直感的で、ストレスフリーな体験を提供しています。チュートリアルも充実しており、一瞬見て「ああ、そうだよね」と進んでいける感覚は、本当に久々の経験でした。
また、SIEのブースでは、「PlayStation 30周年アニバーサリー コレクション」の展示も行われました。初代プレステ全盛期を知る人にとっては、必見のエリアです。全コレクションがズラリと展示されており、その魅力に心を奪われました。
色彩豊かな展示
全体的な傾向として、TGS2024は例年にも増して色彩豊かでした。特に、ド派手というよりはポップな展示が多く、来場者を楽しませてくれました。メインの展示はホール6~8ですが、中央に陣取るホール7以外のホール6と8でも、質の高い展示が多数ありました。量だけでなく質の面でも、TGSが進化していることを実感しました。
一般公開日の注意点
9月28日と29日の一般公開日は、さらなる混雑が予想されます。来場予定の方は、お目当ての試遊も楽しんでほしいですが、試遊の列はビジネスデイでも非常に長かったです。無理をせず、疲れたら各ホールをざっと見て回ることをおすすめします。思わぬゲームや展示との出会いが、TGS2024で一番の思い出になるかもしれません。
TGS2024は、多様な企業や国々の参加により、より豊かで楽しいイベントとなっています。来場者の皆さんが、このイベントを通じて新しい発見や楽しい体験を得られることを願っています。