竹田麗央、日本女子オープン選手権で首位浮上！メジャー連続Vの可能性

女子ゴルフ・日本女子オープン選手権・第3日

28日、大利根ＣＣ（パー72）で行われた女子ゴルフ・日本女子オープン選手権の第3日。8位から出た竹田麗央（21）＝ヤマエグループＨＤ＝が7バーディー、2ボギーの67をマークし、山下美夢有と並ぶ通算8アンダーで首位に浮上した。初日24位から着実に順位を上げ、ソニー日本女子プロ選手権に続く国内メジャー2戦連続優勝の可能性が高まった。岩井明愛と笠りつ子が2打差の3位。前年覇者の原英莉花は69で回り、5アンダーの5位に浮上した。

竹田麗央の快進撃

ムービングデーに想定通りのゴルフを展開した竹田は、「きょうは合格点」と満足そうにうなずいた。初日はパープレーの24位から、2日目は69、そして3日目はベストスコアタイの67。日ごとに良くなっていくショットとパターで、ついに首位浮上に成功し、3週前のソニー日本女子プロ選手権に続くメジャー連続Vを視界に捉えた。

良いスタートとリラックスした雰囲気

好ラウンドの予感はスタート前にあったのかもしれない。この日着ていたウエアは偶然にも同組の安田と同じ配色だった。前週にツアー初優勝を飾った安田と同じ紺色のシャツに、白色のスカートと帽子。「朝会った時に一緒だね」と笑い、リラックスした雰囲気で迎えた1番では、2打目を1メートルにつけてバーディー発進を決めた。

バーディーの連続と流れの取り戻し

「すごくリズムが良かった」という竹田は、バーディーを積み重ねた。15番ではフェアウエーバンカーからピンを差し、17番ではパーオン失敗だったが残り10ヤードをチップイン。スタート前のトップとの5打差を追いつき、「明日につながるラウンド」と目を細めた。

最終日の意気込み

“セ界一”の巨人に続くか。竹田はかねてから坂本勇人内野手のファンと公言している。英気を養って日本一を決める最終日へ。女王・山下と最終組の直接対決に、「自分のプレーに集中するだけ」と表情を引き締めた。

他の選手の動き

岩井明愛と笠りつ子は2打差の3位につけ、前年覇者の原英莉花は69で回り、5アンダーの5位に浮上した。原英莉花は昨年の覇者として、再び優勝争いに加わる可能性を残している。

今後の展開

最終日は、竹田麗央と山下美夢有の直接対決が注目される。両者ともに国内メジャーでの優勝経験があり、その実力と経験が試される日となる。竹田は「自分のプレーに集中するだけ」と語り、最後まで冷静さを保つことを誓った。一方、山下も「最後まで諦めずに頑張る」と意気込んでいる。

結論

竹田麗央の快進撃が続き、日本女子オープン選手権の最終日は、彼女と山下美夢有の直接対決が見ものとなる。両者ともに国内メジャーでの優勝経験があり、その実力と経験が試される日となる。最終日は、竹田がメジャー2戦連続優勝を果たすか、山下が再び女王の座を手にするか、注目が集まる。