清水エスパルス、宮本航汰の同点弾で横浜FCとの大接戦、J1昇格一歩近づく

清水エスパルス、宮本航汰の同点弾で横浜FCとの大接戦、J1昇格一歩近づく

清水エスパルス、宮本航汰の同点弾で横浜FCと1-1のドロー

28日、国立競技場で行われた明治安田J2リーグ第33節の清水エスパルス対横浜FCの試合は1-1のドローに終わった。この試合にはJ2歴代最多となる5万5598人の観客が詰めかけ、両チームの首位攻防戦を熱心に見守った。

試合は横浜FCが先制点を奪い、リードを奪った。横浜FCは得意のサイド攻撃からチャンスを作り出し、先制に成功した。しかし、1点を追う清水エスパルスは後半11分に自陣右サイドで崩されて失点し、3試合連続で先制点を許す苦しい展開となった。

しかし、清水は諦めずに戦い続け、後半29分にカウンターからのこぼれ球を途中出場のMF宮本航汰が右足で押し込み、同点弾を決めた。宮本は下部組織出身の生え抜き選手で、チームの粘り強さを体現した。この同点弾により、清水はしぶとく勝ち点1を積み上げ、首位をキープした。

清水エスパルスの監督は、「試合の流れを変える同点ゴールができたことで、チームの士気も上がった」とコメント。また、宮本航汰は「1つずつ勝っていく姿勢は変わらない」と強調し、チームの意気込みを語った。

この結果により、清水エスパルスはJ1昇格への道をさらに近づけた。来月6日のアウェー水戸戦での結果次第では、J1昇格が決まる可能性がある。一方、J2最下位の群馬は18位以下の順位が確定し、J3自動降格圏に陥った。

清水エスパルスは今後も、この粘り強さとチームワークを活かし、J1昇格を目指して戦い続けることだろう。宮本航汰の活躍は、チームの士気を高め、ファンの期待をさらに高めるものとなった。