J2リーグの新戦力:アブドゥル=アジズ・ヤクブ、清水エスパルスのJ1昇格への鍵
J2リーグの新戦力:アブドゥル=アジズ・ヤクブ
夏の移籍ウインドーでJリーグの各クラブは不足している戦力の補強を実施した。負傷離脱者の穴埋め、下位から抜け出すための即戦力、優勝を狙ううえでのラストピースなど、各クラブの判断の是非は、シーズン終了時の立ち位置によって明らかになるだろう。今回は、J2リーグにおける今夏の大当たり新戦力をピックアップして紹介する。特に注目すべきは、清水エスパルスに加入したガーナ出身のFW、アブドゥル=アジズ・ヤクブだ。
プロフィール
- 生年月日:1998年11月10日
- 現所属クラブ:清水エスパルス
- 前所属クラブ:リオ・アヴェ
- 加入後リーグ戦成績:6試合3ゴール0アシスト
キャリアの軌跡
アブドゥル=アジズ・ヤクブは、17歳でポルトガルのヴェゼーラのユースに加入し、翌2017年にトップチームへ昇格した。その後、ポルトガル2部リーグのクラブを転々とし、得点を積み重ねていった。2022年夏に1部のリオ・アヴェへ移籍しても、得点力は健在で、前半戦でリーグ戦17試合7ゴールを記録した。
2023年3月には中国サッカー・スーパーリーグの武漢三鎮に加入し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の浦和レッズ戦でアシストを記録した。同年12月にリオ・アヴェに復帰したヤクブは、今年7月に清水エスパルスへと加入。同選手の市場価値はJ2では断トツの300万ユーロ(約4億8000万円)となっており、その金額に見合う活躍が期待されていた。
加入後の活躍
加入後、ヤクブは早速結果を残した。第26節ザスパ群馬戦で途中出場ながらJ2初ゴールを挙げると、そこから3試合連続で得点を記録。181cmの身長がありながら身のこなしが軽く、マルチロールをこなせる選手で、出場時間は限られているものの、早くも格の違いを見せつけている。
今後の期待
これから時間をかけてチームの戦術にフィットしていくことが出来れば、エスパルスをJ1昇格へと導く助っ人外国人となってくれるだろう。ヤクブの加入は、清水エスパルスの攻撃力の強化に大きく貢献しており、ファンやサポーターからの期待も高まっている。
結論
アブドゥル=アジズ・ヤクブの加入は、清水エスパルスにとって大きなプラスとなることが期待される。彼の得点力と多様なプレースタイルは、チームの戦術的な幅を広げ、J1昇格への道を切り開く重要な要素となるだろう。今後の活躍に注目が集まる。
清水エスパルスのJ1昇格への挑戦は、ヤクブの活躍によってさらに注目度が高まること間違いなし。ファンやサポーターは、彼のプレーを楽しみにしながら、チームの成長を応援していきたいところだ。