武蔵小杉に新築!地上50階のタワーレジデンスが地域活性化を牽引
武蔵小杉に「地上50階のタワマン」が完成
三菱地所レジデンス、東京建物、東急、東急不動産の4社は、武蔵小杉エリアで最大級となる地上50階建て2棟、総戸数1438戸の免震タワーレジデンス「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」(以下、武蔵小杉タワーズ)の概要を発表した。
武蔵小杉駅北側エリアの開発計画
武蔵小杉駅北側エリアは、日本医科大学病院を中心とした医療・教育・都市型居住・商業が複合する高度医療福祉拠点の形成が計画されている。このエリアは「A・B・C」の3つの地区に分けられ、それぞれ異なる開発が進められている。
A地区では、教育施設および公園の開発が完了しており、B地区では2021年9月に新病院が開院している。C地区には、武蔵小杉タワーズが計画されており、地域に開かれた環境を整備する「まち一体型複合開発」として、周辺住民の憩いの場となる広場や、通勤・通学に便利な通路が設けられる予定だ。また、高齢者福祉施設や医療施設、子育て支援施設や健康増進施設、生活支援施設の整備も予定されている。
ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズのデザイン
ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズの外観デザインは、建築家の隈研吾氏が監修した。外観デザインコンセプトは「大地から生える二本の大樹」。タワーを周辺地域や自然環境に調和させるため、低層部には大樹のふもとに人々が集まる姿をイメージし、緑とオープンスペースを広く確保した。
大地と幹をつなぐバーク(樹皮)をイメージしたキャノピー(天蓋状のひさし)は、大樹の足元のように木漏れ日を演出する。ファサードデザイン(建物の正面から見た外観)は、ガラスとバークルーバーを重ねて奥行きを演出した。上空へ伸びる大樹が大地から空に向かってグラデーションで溶け込むようなイメージで色調が整えられ、屋上部には空と融和するデザインを施した。
共用部の内装デザイン
共用部の内装デザインのコンセプトは「Grand TREE RING」(大樹の年輪)。大樹が年月をかけて重ねてきた輪(時間)、人々がつながる輪(空間)、古きものから新しい未知へと広がる輪(未来)を年輪で表現した。中央に「コスギコミュニティパーク」が設けられ、吹き抜け空間のグランドエントランスは、「サウス」「ノース」2棟のタワーレジデンス、それぞれテーマの異なるデザインウォールとした。サウスのテーマは「躍動」で、暮らしを楽しむダイナミズムを、ノースのテーマは「律動」で、暮らしを支える規則正しいリズムを描いている。
コスギコミュニティパークとコスギプロムナード
武蔵小杉タワーズの中央には、地域に開かれ、街のにぎわいの拠点となる芝生の広場「コスギコミュニティパーク」が設けられた。2棟のタワーレジデンスの間には、地域の人々も通ることができ、街の回遊性を高めるため、東西に通路「コスギプロムナード」が設置された。道の途中には、居住者だけでなく誰もが大樹のふもとに集まりくつろげるような休憩所が点在し、コミュニケーションを生み出す場を意図している。
隈研吾氏のコメント
隈研吾氏は、「タワーレジデンスは今後、優しく柔らかい空間になってほしい。閉鎖的な空間にするのではなく、外部の人々も気軽に立ち寄れるような開かれた空間を意識した」とコメントしている。
結論
武蔵小杉タワーズは、単なる住宅施設ではなく、地域のコミュニティの中心となるような複合開発を目指している。そのデザインと機能性は、住民だけでなく、地域の人々にとっても魅力的な空間を提供することを約束している。このプロジェクトは、武蔵小杉エリアのさらなる発展と、地域社会の活性化に大きく貢献することが期待される。