A.B.C-Z、4人体制初の全国ツアー成功、新体制での新たな挑戦を誓う
A.B.C-Z、4人体制となって初の全国ツアーを成功裏に開催
A.B.C-Zが29日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで4人体制となって初の全国ツアーの東京公演を行った。メンバーの戸塚祥太(37)は約2000人のファンに向けて、「いつでも、どんな時も俺たちのことを愛してくれてありがとう」と感謝の言葉を叫んだ。
昨年12月21日、河合郁人(36)が脱退し、新体制となったA.B.C-Z。今回のツアーは約4年ぶりのオリジナルアルバム「F.O.R」を引っ提げて開催された。アルバムとツアーのタイトル「F.O.R」には、「four」の他、「For you」「For me」など、ファンへの感謝の思いが込められている。五関晃一(39)は、「演出や曲選び、その他の細かい部分まで4人でじっくりと話し合いました」と語り、新体制での挑戦と協力の姿勢を強調した。
公演では、新体制初のシングル曲「君じゃなきゃだめなんだ」を含む全31曲を披露。塚田僚一(37)のソロ曲では、振り付け・演出を手掛けた屋良朝幸(41)がサプライズで出演し、会場を沸かせた。終盤には高さ5メートルの船を模したセットが登場。メンバーとファンが紡いできた歴史を乗せて、新しいステージに出航していく様子が表現され、ファンの心を捉えた。
橋本良亮(31)は、「初の4人体制のツアーということで初めは正直不安でしたが、いざ始まると全く問題なく公演を行うことができた」と振り返り、「それもファンの皆さまの力のおかげ」と感謝の言葉を述べた。塚田はリハーサル中に腰を負傷し、演出を一部変更して出演。「フォーメーションを改良したり、上半身だけ踊ったり自分のできる範囲のパフォーマンスという形になっています」と報告し、温かい拍手が送られた。また、体調不良による休養から復帰後初のツアーとなった橋本とともに力強いパフォーマンスを見せた。
公演では、5人時代の曲を再録したミニアルバムが30日から配信されることや、11月27日に新シングル「ヒリヒリさせて」をリリースすることも発表された。塚田は、「自分たちにしかできないことや、らしさを追求してこれからも頑張っていく。ついてきてほしいです」とファンに呼びかけ、新たな一歩を踏み出す決意を示した。
A.B.C-Zの新体制は、ファンの支えとメンバーの協力によって、新たな道を切り開いていくことを証明した。今後の活動に期待が高まる中、彼らの挑戦はこれからも続いていくことだろう。