A.B.C-Z: 4人体制初の全国ツアーで新たな歴史を刻む
A.B.C-Z、4人体制初の全国ツアーで輝きを放つ
人気グループA.B.C-Zが29日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで単独ライブを開催した。2023年12月に河合郁人(36)が脱退し、4人体制となった初の全国ツアー「A.B.C-Z Concert Tour 2024 F.O.R」が進行中だ。メンバーは塚田僚一(37)、橋本良亮(31)、戸塚祥太(37)、五関晃一(39)。
塚田僚一は15日のリハーサル中に腰を負傷したが、この日のライブでは華麗なステップを披露し、ファンを安心させた。2時間超のステージで31曲を歌い踊り、けがの影響を感じさせない躍動的なパフォーマンスで熱い思いを届けた。
新生A.B.C-Zの輝き
「新生A.B.C-Z」は、最新曲「君じゃなきゃだめなんだ」など、31曲を披露。塚田の復調はファンにとって大きな喜びとなった。彼は「メンバー同士でたくさん話し合って方向性を見つけ出せた。これからもA.B.C-Zにしかできないこと、らしさを追求していきます」と、グループの未来に向けた意気込みを語った。
ツアーの経緯
5都市を回る今ツアーは、当初8月31日に大阪で開幕予定だったが、台風10号の影響で9月1日と2日の公演が11月3日、4日に延期された。9月11日の神奈川公演から再開し、東京公演を終えた。
河合の脱退後初のツアーということもあり、橋本良亮は「正直不安でした」と率直な心境を明かした。しかし、「これが4人のスタートだぞ!」という強い意志を込めたコンサートとなり、ファンの期待に応えた。
塚田の負傷と復帰
塚田は15日の愛知公演直前に腰を負傷。ファンのために、ほぼ歌唱のみでステージに立った。2週間後の東京公演千秋楽では、華麗なステップを踏むなど、元気な姿を披露。ソロ曲「Stay Back」では、アクロバットを封印したが、振り付けを担当した所属事務所の先輩、屋良朝幸(41)がサプライズで登場。1月末に事務所から独立した屋良は、塚田の回復ぶりに「嘘でしょ!?」と驚き、喜んだ。
今後の活動
グループは11月25日に主演舞台「ABC座」の開幕を控え、4人体制の歴史を力強く刻んでいる。戸塚祥太は「自分たちのことを世界で一番格好いいグループだと思ってくれていてありがとう」と感謝の言葉を述べ、五関晃一は「一生ついて来て」と2000人の観客に呼び掛けた。
公演終盤の「Twilight Blue」では、メンバーが高さ5メートルにおよぶ「時空を旅する船」に乗って登場。ファンとともに、明るい未来へと航海していく様子が印象的だった。
新曲発売と再録EP
この日はファンを喜ばせる発表もあった。11月27日に新曲「ヒリヒリさせて」の発売が決定。ダンサーのTAKAHIRO(43)が振り付けしたノリノリの楽曲で、五関は「攻めてます」と自信をのぞかせた。今月30日には人気曲「オリジナルストーリー」など、5曲を新体制で再録したEP「from Z to ABC-Ⅰ-」を配信する。
A.B.C-Zは、4人体制での新たな一歩を力強く踏み出し、ファンの心を熱くするパフォーマンスで、新たな歴史を刻み続けている。