中日のマルティネス、43セーブで自己最多更新&最多セーブ王獲得!
広島―中日 マルティネスが43セーブ目を挙げ、最多セーブのタイトル獲得
29日、マツダスタジアムで行われた広島対中日の試合で、中日のライデル・マルティネス投手(27)が43セーブ目を挙げ、自己最多のセーブ数を更新し、2年ぶり2度目の最多セーブのタイトルを獲得した。試合は中日が4―3で勝利し、マルティネスは9回に登板し無失点で試合を締めくくった。
マルティネスは、試合の最後のイニングで先頭打者に右前打を浴び、いきなり走者を背負ったが、その直後に後続を遊ゴロと遊撃併殺打に打ち取り、試合を無失点で締めくくった。このセーブにより、マルティネスは2度目の最多セーブのタイトルを獲得し、「セ界最強助っ人守護神」の称号を手にした。
マルティネスは試合後、「まずは神様に感謝。それにチャンスをくれたチーム、いつも支えてくれているチームの人にも心より感謝したい。日本で練習してきたことがマウンドでできるようになった。そこが一番のポイントかな」と語った。彼の言葉からは、日本での生活やチームメイトへの感謝の気持ちが伝わってくる。
9回表には、セーブ王のタイトル争いを繰り広げていた広島の栗林が同点の場面で登板し、その時点でマルティネスの最多セーブが確定した。マルティネスは「初めてセーブ王をとった時は意識していたのでものすごくうれしかった。今年はあまり意識していなかった。もちろんうれしいけどね」と、余裕の表情を見せた。彼の言葉からは、絶対守護神としての貫禄が感じられる。
今季、マルティネスは43セーブを挙げ、2021年に阪神・スアレス(現パドレス)が記録した42セーブを抜き、セ・リーグの外国人助っ人で歴代最多セーブとなった。「スアレスさんがまだ日本にいたらもっとセーブを挙げているよ」と謙遜しながらも、「すごくうれしいね」と喜びを表現した。中日は今季59勝目を挙げ、マルティネスの活躍がチームの勝利に大きく貢献している。
マルティネスは2017年に育成選手として来日し、今年で8年目を迎える。助っ人外国人とは言え、日本の生活にもすっかり慣れており、好きな食べ物を聞かれると「チャーハン、ヤキニク、トンコツラーメン…」と日本食の名前がすらすらと出てくる。「でもラーメンは豚骨だけじゃなくてどんな種類でも好きかな」と、日本食への愛着を語った。報道陣からタイトル獲得のお祝いの言葉を送られると、「アリガトウゴザイマス」とはにかみながら流暢な日本語で応じた。
マルティネスの活躍は、中日の今季の成績に大きく貢献しており、彼の存在はチームにとって欠かせないものとなっている。今後も、マルティネスの活躍が中日の勝利に繋がることを期待したい。