己書の魅力を体験！四国東部師範と生徒の作品展が高松で開催中

己書（おのれしょ）四国東部師範と生徒の作品展が高松で開催

「己書（おのれしょ） 四国東部師範と生徒の作品展」が現在、高松市庵治町の庵治観光交流館で開かれている。この展示会は、書き順にこだわらず自分だけの書を作るというコンセプトに基づいており、名古屋発祥の己書が全国に支部を展開している中、香川県と徳島県の「四国東部師範会」が主催している。

展示会の概要

この展示会は昨年3月にスタートし、今回が3回目の開催となる。26人の師範と160人の生徒の作品計600点が展示されており、書道作品だけでなく、己書の題材でよく使われる地蔵や七福神に吉祥天を加えた「八福神」をモチーフにした「切り絵灯籠」なども展示されている。

己書の魅力

己書は、従来の書き順にとらわれず、個々の工夫で自由に表現できることが特徴だ。師範の一人で「和道場」（屋島西町）を開く石原由美子さんは、「生徒にとって作品披露の場があることは目標になり、他の人の作品を見て刺激も受けられるのでモチベーションアップにもつながる。従来の書き順と関係なく書くので、一人一人の工夫で思い思いにかけるのが己書の魅力。字や絵のうまい下手に関係なく、筆ペンと書きたい思いがあれば誰でも始められる。興味を持ってもらうきっかけになれば」と語る。

ワークショップの実施

展示会期間中、和紙でできた四角すいに書を書いて作品を作る己書体験ワークショップも行われる。ワークショップの参加費は500円で、参加者に己書の魅力を体験してもらう機会を提供している。

開催情報

展示会の開館時間は10時から15時までで、火曜日は休館日となっている。展示会は10月12日まで開催される。

まとめ

「己書（おのれしょ） 四国東部師範と生徒の作品展」は、従来の書道の枠にとらわれない自由な表現を楽しむことができる展示会だ。26人の師範と160人の生徒の作品が一堂に会し、来場者に己書の魅力を伝えるとともに、ワークショップを通じて参加者に己書を体験してもらう機会も提供している。興味のある方はぜひ足を運んでみてほしい。