エルトンバローズ、連覇へ向けて全力疾走!毎日王冠への挑戦

エルトンバローズ、連覇へ向けて全力疾走!毎日王冠への挑戦

エルトンバローズ、毎日王冠連覇を目指す

昨年の覇者エルトンバローズ(牡4歳、調教師:杉山晴)が、今年も毎日王冠(GⅡ、2024年10月6日、東京競馬場、芝1800メートル)で連覇を目指す。前走のGⅢ中京記念では1番人気に推されたものの3着に終わった。しかし、59キロというトップハンデを背負い、勝ち馬との差はわずか0.1秒と、実力を十分に示した。

田中助手は、エルトンバローズの現在の状態について、「いつもはいい意味で緩んで帰ってくるんですけど、今回はそれがなくて、いい状態で戻ってこれています」と笑顔で語る。調教でも、ハミにもたれるようないつもの様子が見られず、充実した状態を保っている。

夏に一度使ったことが功を奏し、中間は問題なく態勢は万全だ。1週前の追い切りでは栗東ウッドで6ハロン79.7秒、最後の1ハロン11.1秒という好タイムをマーク。田中助手は、「開幕週のきれいな馬場はいいイメージ。あとは天気だけ。パンパンの馬場で走るところを見てみたい」と期待を寄せている。

エルトンバローズの騎手、西村淳は、昨年4月の未勝利戦からコンビを組み続けている。先週のスプリンターズSでは僚馬ルガルに騎乗し、GⅠ初制覇を果たした。「淳也もGⅠを勝ちましたし、その勢いに乗れたら」と田中助手は語る。GⅠでの勝利の勢いに乗って、エルトンバローズとともにワンランク上のステージに挑む。

エルトンバローズは、1988年と1989年にオグリキャップが達成した連覇を目指す。昨年の勝利から1年、再び東京競馬場で輝かしい成績を残すことができるか、注目が集まっている。