【シンフォーエバーの反撃】サウジアラビアRCで巻き返しを狙う!陣営の期待と新コンビの活躍
シンフォーエバーが10月5日(土曜)に東京競馬場で開催されるGⅢサウジアラビアロイヤルカップ(2歳、芝1600メートル)で巻き返しを狙う。前走の新潟2歳Sでは9着に終わったが、これは7月末からの連続開催5週目で馬場が荒れていたため、同馬のスピードを生かすことができなかった。
高野助手は、「力強い走りをするので悪い馬場でもこなせると思っていたが、まだトモが緩いせいか、そこまで得意ではなかったようだ」と分析する。また、今年の夏は酷暑の影響もあったため、「暑い時期に2戦使った分、目に見えない疲れがあったのかもしれない」とも述べている。
その後、シンフォーエバーは放牧を挟んで9月19日に栗東へ帰厩。「馬はすごく元気な状態で帰ってきてくれました」と、リフレッシュ効果は十分だった。開幕週のきれいな馬場は、同馬のスピードを生かすのに最適な条件だ。「もともとストライドが大きくて、他と完歩を合わせにくいところがある。今回も行く形になると思いますが、うまく息をためられるようなら」と高野助手は期待を込める。
2日の最終追い切りでは、栗東ポリトラックで併せ馬を行い、新コンビの菅原明騎手が馬なりで先着を果たし(6ハロン82.4秒、ラスト12.2秒)、好仕上がりを印象付けた。
今週末には同じ藤田晋オーナー所有のシンエンペラーが世界最高峰レース・凱旋門賞に挑戦する。シンフォーエバーの活躍が、フランスにエールを送る「同門」の後輩の走りに注目が集まっている。