早田ひなと石田大輔コーチ、10年間のパートナーシップ終了:成功への道のりを振り返る

早田ひなと石田大輔コーチ、10年間のパートナーシップ終了:成功への道のりを振り返る

早田ひな、石田大輔コーチとの10年間のパートナーシップが終了

30日、日本生命は、卓球女子選手の早田ひな選手の専属コーチを務めていた石田大輔氏が退任したことを発表した。石田氏は、早田選手が中学2年生の2014年から本格的に指導を始め、2016年からは専属コーチとして国内外の大会に同行し、練習や生活面を全面的にサポートしてきた。

早田ひなの感謝の言葉

早田選手は、石田コーチとの10年間のパートナーシップに感謝の言葉を寄せた。「皆様、いつも温かい応援をいただきありがとうございます。パリオリンピックを終えて、一番感謝しているのは、これまで10年間、一番近くで私を支えてくださった石田大輔コーチです。本当に10年間という長い間、私の小さい頃からの夢でもあったオリンピック出場、そしてメダル獲得までの長い道のりを全力でサポートしていただき、ありがとうございました。」

早田ひなの成長の軌跡

早田選手は、石田コーチとの出会いが自身の成長に大きく寄与したと語る。「今でこそトップ選手の1人として世界で戦えるようになりましたが、専属コーチを引き受けていただいた当初は中学生でワールドツアーに出始めたばかり、世界ランキングもまだ99位でした。そこからオリンピックに出場し、メダルを獲得できる選手になるために、技術面だけでなく食事や生活面でも多くの指導を受け、ここまで成長させていただきました。」

パリオリンピックでの支え

パリオリンピックでの成功も、石田コーチの存在なくしては成し遂げられなかったと早田選手は述べている。「今回のパリオリンピックに関しても、石田コーチがいなければあの時あの場面を乗り越えることができなかったと思います。『10年間の恩返しをこのオリンピックの舞台で出来なくてどうするんだ』という気持ちが、最後まで諦めずに戦いきるパワーに繋がったと思います。あの時のベンチでの笑顔や涙は、きっと私たち2人にしか分からない特別な感情で、特別な時間だったと思います。」

未来への決意

最後に、早田選手は石田コーチへの感謝と、今後の競技人生への決意を語った。「最後になりますが、大輔先生、10年間本当にありがとうございました。ここからの競技人生も、大輔先生に教わったどんな時も楽しみながら前を向いて頑張るという事を忘れずに、新しい目標に向かって挑戦を続けていきたいと思います。必ず復活しますので、見守っていてください!」

早田ひな選手の言葉には、石田大輔コーチとの10年間のパートナーシップが、彼女の成長と成功に大きく貢献したことがよく表れている。今後も、早田選手の新たな挑戦と成長に注目が集まるだろう。