東映、初の公式グッズ発売 荒波計画で自社ブランドを世界に

東映、初の公式グッズ発売 荒波計画で自社ブランドを世界に

東映は1日、「東映荒波計画」として、創立73年で初めて同社のロゴや映画のオープニング映像(配給マーク)をデザイン化したグッズを10月8日から販売すると発表した。

10月8日は「10(トウ)月8(エイ)日」として「東映(トウエイ)の日」と位置付けられ、「We’ll Be Eternally Bonded With Our Heroes」というコピーの下、世界を視野に入れて自社のブランドを発信する計画が始動する。東映の映画で印象的な荒波が岩礁に激しくぶつかるオープニング映像をモチーフに、第1弾としてTシャツ、キャップ、タオル、靴下、ステッカーなどの東映オフィシャルグッズを販売する。

昨年放送の「王様戦隊キングオージャー」でハチオージャー/カグラギ・ディボウスキ役を演じた俳優佳久創と、8月25日に放送を終了した「仮面ライダーガッチャード」で冥黒の三姉妹の次女・クロトを演じた女優宮原華音が、東映本社内でPRの撮影に臨んだ。2人はTシャツを着用し、グッズをアピールした。

東映は、コロナ禍が明けて多くの外国人が銀座の本社を訪れるようになり、当社のロゴや漢字の社名の看板を撮影する外国人が増えていると説明。また、海外でのイベントや仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズの人気を通じて、当社を知る外国人が増えていることに気づいた。さらに、アニメ作品や映画作品が海外で配給され、人気となり、当社映画作品の冒頭で流れるロゴや荒波が岩礁にぶつかるオープニング映像が多くの人に知られていることから、国内外問わず、当社のロゴを使ったグッズに関する問い合わせも増えてきた。

東映は、「このような状況の中で、当社のロゴや社名、荒波を一つのIPとして捉え直し、創立73年を迎える東映史上初めてとなるオフィシャルグッズを制作し、グッズという観点から世界へ向けて自社ブランドを発信、PRする東映荒波計画を始動することとなりました。ぜひ、これらグッズをきっかけに当社のこと、当社の作品をより多くの方に知っていただけたらと思います」とコメントしている。

グッズは10月8日正午から東映ONLINE STOREで販売を開始。今後、東映関連施設や海外で行われるイベントなどでも販売を予定している。