「ワイルドカードで待機、LAで先発へ」ダルビッシュ有の戦略とセールの欠場

「ワイルドカードで待機、LAで先発へ」ダルビッシュ有の戦略とセールの欠場

パドレスのダルビッシュ有投手(38)が9月30日(日本時間10月1日)、本拠地ペトコパークで囲み取材に応じ、翌日に迫ったワイルドカードシリーズに向けて意気込みを語った。

3試合制のワイルドカードシリーズでは、ブレーブスと対戦することが決定。マイク・シルト監督がキング、マスグローブ、シースの順に先発すると発表し、ダルビッシュはブルペン待機になると明かしている。

ブルペン待機についてダルビッシュは「3戦目だけですよ。1、2戦目は多分、入らないと思います」と説明。さらに「LAでのシリーズで多分(先発で)投げると思うので、その辺でブルペンで投げなきゃいけないから、そうすると試合に投げてもあまり変わらないんじゃないかと思います」と述べた。ワイルドカードシリーズを制し、5日(同6日)からのドジャースとの地区シリーズに進出した場合、先発する予定であることから、調整も兼ねてワイルドカードシリーズで第3戦までもつれた場合にブルペン待機するというプランを明かした。

ダルビッシュはブルペン待機というプランについて「自分で最初、“どこでも大丈夫だ”と言っていたので、そこからそういう決断になったと思います。別に、特に何も思うことはないというか、それに向けて準備をするだけなので」と首脳陣の意思に沿い、問題ないとした。

また、チームの雰囲気については「いいと思いますよ。すごくみんな明るく、やることはちゃんとやっていると思いますし、いいと思います」と述べた。ワイルドカードシリーズの対戦相手が決まるこの日のブレーブスとメッツのダブルヘッダーは「ちょっとだけ。テレビとかアプリで」とチェックしたことも明かした。

ブレーブスのエース、セールはリーグ最多18勝を挙げたが、背中の故障でワイルドカードシリーズでは登板しないという情報もある。ダルビッシュは「明日どうなるか分からないですけど、投げるのか、投げないのか、このシリーズで。いいピッチャーなので投げない方が僕たちには有利に働くことは間違いないですけど、健康であってほしいと思います」とチームにとっては有利としつつも、同じ投手としてセールに大きな故障がないことを願った。