【連続テレビ小説】橋本環奈主演「おむすび」初回視聴率16.8%、直近6作を上回る好スタート
30日に放送されたNHK連続テレビ小説「おむすび」の初回平均世帯視聴率が16.8%(関東地区)を記録したことが、1日のビデオリサーチの調査で明らかになった。個人視聴率は9.4%だった。世帯視聴率は前作「虎に翼」から2021年度後期「カムカムエヴリバディ」までの6作品の第1話の視聴率を上回り、個人視聴率は昨年度後期の「ブギウギ」と同じだった。
「おむすび」は橋本環奈が演じる主人公・米田結が福岡・糸島の高校生から栄養士へと成長していく物語。初回では、米田家の日常生活や入学した高校の様子などが描かれた。16.8%の視聴率は「虎に翼」の第1話(16.4%)など、近年の初回視聴率を上回る好発進となった。
1日の第2話では、米田家の食事シーンで部屋のテレビに地元プロ野球チーム「福岡ダイエーホークス」の試合や王貞治監督の姿が映った。この年は2004年で、球団は翌年からソフトバンクに所有が変わり、ダイエー最後の年はパ・リーグ最高勝率だったものの、プレーオフで西武に敗れて優勝を逃している。また、この年は1リーグ制構想が明るみに出た球界再編騒動に揺れた。
ドラマの放送後、「あさイチ」では博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが恒例の「朝ドラ受け」を行った。大吉は「2004年ってずいぶん前だから、記憶が分からんよね」と述べると、華丸は「僕ら東京出る直前」と応じた。大吉は「来年からは東京へ行きますっていって名前を博多華丸・大吉に変えて。福岡でやってるころ」と、人生の節目を振り返った。鈴木アナは「私はNHKに入った年です、2004年」と応じた。
「近いようで結構昔で、でも昔のようで結構近いからね。毎日が間違い探ししているような…」と、大吉はドラマの時代設定と記憶を突き合わせている様子を語った。劇中に流れた野球映像は、ダイエー投手が打ち込まれた試合で、結の祖父でホークスファンの永吉(松平健)が不機嫌になった。ネット上ではさっそく特定作業が行われ、ホークスが1-8で敗れた4月27日のロッテ戦(福岡ドーム=当時)と報告された。