大相撲秋巡業スタート、琴桜の大関昇進後初調整と腰痛からの回復

大相撲秋巡業スタート、琴桜の大関昇進後初調整と腰痛からの回復

大相撲の秋巡業が1日、東京・足立区で始まった。大関・琴桜(佐渡ケ嶽)はこの日、相撲を取らず、ぶつかり稽古で胸を出すなど軽めの調整にとどめた。琴桜は「体を作ってから本格的に稽古を再開します。先場所と同じ状態になったら意味がないので」と説明した。

琴桜は8月上旬の夏巡業中に腰痛を発症し、相撲を取る稽古が再開できたのは秋場所番付発表後の9月29日の横綱審議委員会の稽古総見からだった。秋場所では8勝7敗と勝ち越したが、大関昇進前から続く連続2ケタ白星は5場所でストップした。場所後の9月29日には自身の大関昇進披露宴が行われ、多忙な日々を過ごした。

九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)に向けては、琴桜は自らの体と相談しながら慎重に調整していく方針だ。「本格稽古をいつから始めるかはまだわかりませんが、できるだけきっちりと準備をしていきます」と語った。