星野源、メールスキル向上のため文筆業に挑戦「仕事にすれば上達する」

星野源、メールスキル向上のため文筆業に挑戦「仕事にすれば上達する」

歌手で俳優の星野源が1日、都内で著書「いのちの車窓から 2」の出版記念トークイベントを開催した。この本は2014年から雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載したエッセーをまとめたもので、19年に開催したドームツアーや、女優・新垣結衣との結婚生活など、前作を発売した約7年半前からの日々をつづっている。星野は「自分の大事なものや、しんどかったことなど、様々なことを書いている。今の星野源を作ったものになっている」と自信をのぞかせた。

文筆業に取り組むきっかけについて、星野は「20代前半のときに携帯電話でのメールが増えてきたが、メールを打つ作業が下手だった」と回顧。「うまくなるにはどうしたら良いかと考えたときに、仕事にすれば上手くならざるを得ないと思った。編集者の方に何字でも良いのでやらせてくださいとお願いして始まった」と振り返った。

執筆の進め方については「何も考えないで書き始める」と告白。「オチも決まっていないので、書きながら終わりが見えてくる。作品的に何かをしようとしないことを意識している」と明かした。

歌手業、俳優業と忙しい日々を送っている星野は、「前は同時に色んな仕事をしたいと思っていたが、今は1つ1つじっくりやれれば」と率直な心境を吐露。文筆家としての活動については「やらないということはないけど、どうなるかはまだわからない」と定まっていない様子だった。