『ドラゴンボール』"身勝手の極意"vs"スーパーサイヤ人4":ファンの間で続く最強形態論争とその決着

『ドラゴンボール』"身勝手の極意"vs"スーパーサイヤ人4":ファンの間で続く最強形態論争とその決着

「孫悟空の最強形態」についての議論は、『ドラゴンボール』ファンの間で長年続いています。特に『ドラゴンボール超』で登場した「身勝手の極意」と、『ドラゴンボールGT』で登場した「スーパーサイヤ人4」のどちらが最強かという議論は、特に盛り上がっています。

この議論に対して、すでに一つの解答が示されています。それは、バンダイが展開するアーケードゲーム「スーパードラゴンボールヒーローズ」のプロモーションとして、YouTubeで配信されたアニメ「【SDBH★時の界王神編10話】絶望を消し去る希望の光 そして奇跡の決闘へ!」での出来事です。

このアニメでは、時空を超えて戦士たちが覇を競う「超時空トーナメント」が開催されていました。その第10話で、「身勝手の極意」に変身した孫悟空と、「スーパーサイヤ人4」に変身した別次元の孫悟空「孫悟空:ゼノ」が対決します。

戦闘の序盤、「兆」と呼ばれる「身勝手の極意」の前段階である悟空と「ゼノ」の力は拮抗していました。しかし、ゼノが渾身の拳を繰り出した瞬間、悟空は完璧な「身勝手の極意」に覚醒し、カウンターでパンチをヒットさせます。これによってゼノはダウンし、悟空も「オラの……勝ちだ!」とつぶやいて仰向けに倒れ、戦いは幕を閉じました。

この夢のバトルがキッチリと勝敗が示されたことは、当時ファンの間で大きな話題を呼びました。ネット上には「やっぱ身勝手か。あれはチートフォームだからなー」「でもスーパーサイヤ人4にはロマンがあるから!」「いや認めない……。スーパーサイヤ人4が勝つ場合もあるはずだ!」など、さまざまな意見が寄せられています。

確かに「身勝手の極意」は状況に応じて自動的に肉体が的確な行動をとるという、無敵の形態です。多くの人がこの結果に納得していましたが、だからといって「スーパーサイヤ人4」の評価が下がったわけではありません。往年の『ドラゴンボール』ファンのなかには、「スーパーサイヤ人4」こそ至高のデザインだと豪語する人もおり、人気度という点では「スーパーサイヤ人4」に軍配が上がっている印象です。

また、「身勝手の極意」の勝利という形で一応の決着はつきましたが、状況によっては「スーパーサイヤ人4」が勝利するケースもあるのではないかといった意見も多いため、議論はまだまだ続いていきそうです。

そして2024年10月からは、いよいよドラゴンボールシリーズ待望の完全新作アニメ『ドラゴンボールDAIMA』の放送が始まります。同作でも、新たな悟空の最強形態が登場するかもしれません。次はどんなデザインになるのか、楽しみですね。