【クレイジーラバーズ】塚本拓海&竹田誠志、ゴキブリ商会撃破!インディー統一タッグ王座獲得でTTTプロレスリング界を席巻
5日、東京都新木場1stRINGでTTTプロレスリング『CONVICTION 10』が開催され、【クレイジーラバーズ】の塚本拓海と竹田誠志がインディー統一タッグ王座を獲得した。
TTTプロレスリングは、大富豪・石川会長の個人資産に目をつけた“唯一神”藤原秀旺の侵略を旗揚げ時から受け続けている。藤原秀旺が今年5月に結成した【ゴキブリ商会】は、怪しい政治主張で観衆を洗脳しようとするタイプのヒール集団で、過激な活動が目立つ某政党との関与を主張していることから、危険な存在と見られている。
正義の心を燃やしているのは、ガンバレ☆プロレスを率いる大家健。大家はゴキブリ商会の面々を更生させることを宣言し、藤原秀旺と定アキラの持つインディー統一タッグ王座に挑戦表明を行った。しかし、大家はプロレス界に友達がいないため、挑戦パートナーがいなかった。そこで「X」と発表し、Xを用意できなかった場合には1人で挑戦することになっていた。
大家がXを呼び込むと、会場に流れたのは『包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ』。デスマッチ界のトップを走るタッグ【クレイジーラバーズ】の塚本拓海と竹田誠志の入場曲だった。2人は大家の出場要請を無視して勝手に来たようであり、慌てた大家はどちらかが自身のパートナーになるよう求めた。しかし、竹田が「いや、クレラバでしょ」と返すと、会場は大歓声で支持した。
石川会長がクレラバの挑戦をOKした瞬間に、ゴキブリ商会が奇襲して試合が始まった。塚本と竹田は、以前秀旺が率いていたヒール軍【渡鳥連合】の元メンバーで、秀旺のやり口を知り尽くしていた。場外戦で圧倒し、竹田がリング設営用の金具で定の額を切り裂いて流血させ、2人がかりでいたぶっていった。秀旺もまたクレラバの2人を熟知しており、連携の穴を突いて誤爆を誘ったり、ダブルラリアットを見舞ったりと躍動した。
竹田は大鋏を振りかざしたが、揉み合う中でレフェリーが巻き込まれて失神。リング上が無法地帯となった中、大家が意識不明のレフェリーからレフェリーシャツを剥ぎ取って着用し、本部席にサブレフェリーとして認めさせた。
ゴキブリ商会の2人が変形ダブルインパクトを狙ったが、塚本が定を振り払った瞬間に竹田が定へハーフネルソン・スープレックス。秀旺には塚本のトラースキックと竹田のロッキンポのサンドイッチ攻撃。塚本がずどんを決めるもカウントは2。秀旺はラリアットを放ったが、倒れず耐えた塚本が喉輪から小内刈り。立て続けに逆エビ固めで捕らえると、秀旺が無念のギブアップ。クレラバがインディー統一タッグ王座戴冠を果たした。
塚本はマイクを取り、「渡鳥連合が解散となって、俺らは真面目だから、このリングに乱入したり遊びに来たりはしなかった。でも、アイツは好き放題やりやがって。一緒にやってきたけど、ここで俺らが『ゴキブリ商会入ります』なんて甘い言葉かけちゃいけないと思ってるし、第一にゴキブリ商会なんて名前嫌いなんだよ!ホントにゴキブリ嫌いだもん。でも俺ら今日はこのタッグチャンピオンになったから、これからTTTでどんどん暴れてくから応援よろしくお願いします」と挨拶。ファンは大歓声で祝福した。
TTTでは12月28日に団体初の後楽園ホール大会を開催することが決まっており、同大会でタッグ王座戦が行われることも発表済み。クレラバが「インディー統一」の名を冠するベルトを巻いたことで、インディープロレス界はさらに過熱していく。