NTTデジタル、レイヤー1ブロックチェーン「Injective」のバリデーターに就任、DeFiの新たな展開を牽引

NTTデジタルが「インジェクティブ（Injective）」の公式バリデーターに就任したことを10月8日に発表した。NTTデジタルはNTTドコモのweb3を推進する子会社で、この度の就任により「インジェクティブ」のネットワークに接続し、チェーン上の取引の正当性を検証するノードの運用を開始した。

バリデータとは、ブロックチェーンのネットワークに接続し、取引の正当性を検証するノードまたはその運営者を指す。「インジェクティブ」は、Cosmos SDKをベースに構築された分散型金融（DeFi）向けのレイヤー1ブロックチェーンで、自動実行型スマートコントラクトを提供する最初のブロックチェーンである。

「インジェクティブ」は、WASM（WebAssembly）、独自のSVM（Solana Virtual Machine）環境「inSVM（Injective SVM）」、そして独自開発のEVM（Ethereum Virtual Machine）「inEVM（Injective EVM）」を搭載している。これらの仮想マシンを維持することで、コスモス（Cosmos）、ソラナ（Solana）、イーサリアムのエコシステムを横断した開発が可能となっている。

また、NTTデジタルは2023年6月に、ゲーム特化ブロックチェーンOasys（オアシス）のバリデータに参画している。これにより、NTTデジタルは多様なブロックチェーンエコシステムでの存在感を強化している。