[関東]駒澤大DF飯田晃明、大学リーグ初ゴールで活躍!U-20日本代表候補から奮闘の4年生
後半アディショナルタイムに生まれた一矢報いるゴールは、駒澤大学のDF飯田晃明(4年、丸岡高)が記録した。左サイドでMF積歩門(2年、神村学園高)がロングボールのこぼれ球をキープし、横パスを受けたMF仁科星哉(3年、神戸U-18)がエリア手前の中央に落とした。飯田はダイレクトでシュートを放ち、グラウンダーのボールがゴール左隅を捉えた。
飯田は「監督に中盤に上がれと言われて上がっていた。ボールを奪って前に出ることを練習でも言われていたし、相手も疲れて下がっていたので、ダイレクトで打とうという意識で振った。いい形で入ったと思います」と語った。
このゴールは飯田にとって大学リーグ初のものでもあった。高校時代には日本高校選抜に選ばれ、大学進学後はルーキーイヤーの開幕戦から出場機会を掴んだ。その後、U-20日本代表候補メンバーにも選出されたが、怪我で順調なキャリアとはいかなかった。しかし、4年生の今季は15試合すべてでフル出場を果たしている。
初ゴールについて飯田は「やっとという感じですね」と安堵の表情を浮かべた。一方で、後半立て続けに2失点を許したことを反省し、「もっと強気で行かないと。後輩に1部で活躍させるためにも、4年生として自覚を持ってプレーしなければならない」と気を引き締めた。
駒澤大学は現在、残留ラインぎりぎりの10位に位置しているが、混戦の中でインカレ出場ラインとも差のない位置にある。飯田は「プロから見られているという話を聞くけど、練習にも呼ばれていないということはまだ足りないということ。プロになって親や今までお世話になった人に恩返しがしたいので、もっと頑張らないといけない」と語り、残り2か月を全力で駆け抜けることで自身の未来を切り開く決意を示した。